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うつ病から回復、丸岡いずみの「うつヌケ」法とは

2017/07/08 11:25

自身のうつ病体験を語った丸岡いずみ
自身のうつ病体験を語った丸岡いずみ

中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で、田中圭一著『うつヌケ』が特集された。『うつヌケ』とは、10年かけてうつ病から回復した作者が、17人のうつ脱出体験や方法論を取材し、ポップな漫画で紹介した一冊。番組では、うつ病から回復した、元日本テレビアナ丸岡いずみも登場し、自身の「うつヌケ」法を紹介した。

丸岡がうつ病を発症したのは40歳のとき。ニュースキャスターとして抜擢され、これまでと全く違う環境で働き始めたころで「自分が夕方の帯のニュースキャスターになるとかって全く思いもなかった」「すごく頑張らなきゃというのはあった」と当時を振り返った。そんな中、次第に眠れない日や連日下痢が続くなどの症状が表れはじめ、ついには一睡もできない状態が一週間以上も続く事態に陥った。しかしうつだとは思わず、体調不良だと思い込み誰にも相談しなかった結果、ある日全身に悪寒が走り、思考もままならない状態で番組をなんとか乗り切る状況に。その後丸岡はニュースキャスターを降板、1年半テレビから姿を消した。

丸岡が最も対応に困ったことは、一方的に容態を尋ねる連絡だったそう。例として「こういう記事を見たんだけど本当なの?」と聞かれた経験を紹介。「ありがたい気持ちもあるんですけれど」と前置きしつつ、「すごい正直言って煩わしかった」と話した。

うつ病は、周囲が心配し過ぎると、それが重圧となって症状が悪化することが多い。丸岡は「あくまでも病気の一つとして、見守ってもらえたらいいなって感じです」と、うつ病患者に対する適切な対応を呼びかけた。

丸岡は「うつヌケ」法の1つとして「素直に相談できる相手を見つける」を挙げた。丸岡にとって、良き相談相手は両親だったという。実家で「もうやだ、死にたい」と嘆いていると、母親に「大変ねぇ」とあっさりとした対応を取られたエピソードを交え「うつ病の症状に対して『あなたがいなくなったら!』などの対応を取られていたら、家にいても逆に疎外感を感じてしまう。病気の一つとして見守ってもらえたら」と語った。

現在うつ病は、心の病ではなく脳の病と捉えられ、医師の問診だけでなく脳の状態を測定することで、うつの診断がより確実なものになっているという。中居も「知人も含めて、家族も含めて、相談できる相手、相談ができるお医者さんに出会うことが大事なんじゃないかと思います」とコメントし、番組を締めた。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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