堀田茜主演ドラマ「私と夫と夫の彼氏」(毎週水曜深夜3:20、テレビ東京※Paraviでも配信)の第5話が6月27日深夜に放送された。悠生(古川雄輝)の周平(本田響矢)への本当の気持ちを知った美咲は、3人で暮らすことを提案し、奇妙な共同生活の始まりが描かれた。(以下、ネタバレを含みます)
「私と夫と夫の彼氏」とは
原作は、コアミックスの人気コミックで、SNSでも話題沸騰中の綾野綾乃による同名作。夫婦間の現状をテーマに、セックスレス×不倫×BL要素を融合し、既存の概念にとらわれない夫婦の形や、人を愛することを掘り下げて描いている。
主人公で高校教師の仲道美咲を堀田、美咲の夫で、美咲のことを人として愛しながらも美咲のかつての教え子・周平と不倫している仲道悠生を古川雄輝、そんな悠生の恋人で高校の時に担任だった美咲にも思いを寄せる伊奈周平を本田響矢が演じている。
周平は、美咲のことも、悠生のこともどちらも愛している。夫婦は元の形に戻ることができるのか、それとも別れるのか、“妻×夫×夫の彼氏”といういびつな三角関係が織りなすヒューマンラブストーリー。地上波放送のほか、全10話がParaviにて配信中。
“普通”ってなに…?周平と悠生の出会い
橋の上で「消えたい」と感じていた悠生に、「いいじゃん死んでも」「なんなら、3人で死のうよ」という衝撃な提案をした周平。そして場面は変わり、周平は悠生と出会ったころを思い返す。
初恋は男性、一方で初めての交際は女性だった周平。性別関係なく複数の人間を愛せることが、周平にとっての“普通”だった。しかし、過去に交際していた女性から「誰かを好きになったら、独占したくなるんだよ!?」「自分だけを好きになってほしいって思うんだよ“普通”は!」といわれ、自分が“普通”ではないと自覚し、苦しんでいた。
そんな苦しみに思い悩んでいたときに出会ったのが悠生だった。「何をそんなに考えてたの?」と周平にたずねる悠生に「一人しか好きになっちゃいけないルール」「一人は本気であとは浮気がまともなルール」という“普通”を守るためのルールがわからず考えていたと打ち明ける周平。
「確かに変だね」と落ち込んでいた周平に告げる悠生。“普通”じゃない自分自身が、周りから排除されているように感じているという周平に、悠生は幼いころの自分を重ねる。お互いがお互いの傷に共感し、惹かれあい、こうして2人の関係は始まったのだった。