グラビアを中心に活動する沢口愛華が、6月末から公開中の映画「札束と温泉」で初の映画主演を飾った。沢口は最も雑誌の表紙を飾ったタレントを表彰する「カバーガール大賞」に輝くなど、名実ともに“TOPグラビアアイドル”として知られる。そんな沢口に、映画公開直前の6月下旬に本作についての想いを聞いた。
「役作りがこんなに大変なんだって実感しました」
――映画初主演おめでとうございます。公開を控えた今の心情は?
演技経験が乏しいので不安があったのですが、完成披露試写会も終わって、一般の方から感想をいただけてひと安心した部分もありますね。完成映像を見て、「現場で撮っていたときよりもこんなに緊迫感が出るんだ!」って驚いていました。ちゃんとコメディ要素で笑っていただいたり、本当に一つの映画になったという達成感があります。
――意外です。主演は「不安」だったんでしょうか?
はい、演技の経験値が少ない私が主演をすることはものすごく不安でした。台本をもらって読んでも、稽古の現場でも、ずっと不安感はありましたね。
――そんな不安の中で臨んだ主演作です。自分が納得できるポイントがありました?
それは…今も分からないですね。この仕事向いてないんじゃないかと思うくらい(笑)、役作りってこんなに大変なんだって実感しました。まわりの方々が求めていることにまだたどり着けていないと感じる部分もあるので、自分が悔しかったですね。夜、ホテルの部屋で一人で大号泣したこともありました。
本番で感じた芝居のやりがい「あれ、これ楽しいかも!?」
――とはいえ、演じる楽しさもありましたか?
はい、ありました!本番のロケは大分で行ったんですが、その前にワンカット風に撮るための稽古を3週間くらい前から始めました。そのころはまだ役もつかめていなかったし、コメディがわからなくて、私だけじゃなくて、共演者のみんなも確実な気持ちが持てていなかったと思うんです。でも、現場でカメラを回す時には、稽古期間をしっかり設けてもらったおかげで、役者陣のクセなど、捉え始めてから本番を迎えることができて、「あれ…これ楽しい?」って気づきました。そこでようやく芝居の面白さを感じられました。
――本番ロケ前に稽古があったんですね!どのような稽古でしたか。
予定が合う人で都内で集まって、旅館の敷地サイズに合わせてテープを引いて、カメラの導線や俳優の動きを合わせて、できること、できないことを分別していく作業をしながら稽古をしました。その状況が特殊すぎて、何を優先していいかも分からなかったので、周囲の顔色をうかがいながらやっていました(笑)。
――役者として、舞台挨拶にも臨みましたね。ものすごく流暢に話して、緊張していないように見えましたが?
すごく緊張してました(笑)。私、緊張すると手をさするクセがあるんですが、気付いたらずっと手をさすってましたね。安心したくて、応援してくれている客席のファンの方を探すのに精いっぱいでした。
舞台挨拶イベントが終わってみなさんが帰る時に、感謝の気持ちを込めて出口でお見送りをしたんです。「よかったよ」と言ってくださる方もいて、感想を直接いただけたので嬉しかったですし、公開が楽しみになりました。
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