松本潤が主演を務める大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)は7月23日に第28回「本能寺の変」を放送した。織田信長(岡田准一)が謀反人・明智光秀(酒向芳)を前にして口にした強烈なひとことが視聴者の度肝を抜いた。(以下、第28回のネタバレがあります)
ついに描かれた「本能寺の変」
「どうする家康」は、誰もが知る戦国武将・徳川家康(松本)の人生を新たな視点で描く物語。「リーガル・ハイ」シリーズ(2012年ほか、フジテレビ系)の古沢良太が脚本を務める。
第27回「安土城の決闘」で信長に「本当にお前が俺の代わりをやる覚悟があるなら、俺を討て。待っててやるさ、やってみろ」と言葉をかけられた家康。家康自身、家臣たちに「わしが天下を取る」という意思を打ち明けた。
家康に「わずかな手勢で京に向かう」と打ち明けた通り100人ほどの供を率いて本能寺に入った信長。第28回、その本能寺が火に包まれた。
「やれんのかキンカン頭ァ!!」
火が回る中、すでに刺客に襲われ血だらけになりながらも、自分を討ちに来たのは家康だと信じ「家康…家康はどこじゃ」と熱にうなされたようにさまよい歩く信長。やってきたのが家康ではなく光秀だと知り、「なんだお前か」とため息をついた。
そして「そろそろお役御免では」と勝ち誇った顔の光秀を、信長は「やれんのか、キンカン頭ァ! お前に俺の代わりが!」と喝破。安土城での決別以来、家康と再び会うことなく炎燃え盛る奥座敷へと消えていった。