素顔のテギョンは明るいお調子者
歌っている時やドラマでは、男らしくてセクシーなイメージだが、普段の彼は、明るくてお調子者。コンサートのMCコーナーでは、しつこくフザケたり愛嬌を見せたりと、ファンもメンバーも大笑いになる事もしょっちゅう。ファンからは愛情を持って「ウザテク」と呼ばれる事もあるほどだ。アツい面も持ち合わせており、感極まって泣いてしまう事もしばしば…。2010年に行ったゲリラコンサートに予想以上の多くのファンが集まったのを見て号泣し、2013年の初の東京ドームコンサートの最後の挨拶でも号泣。そして、コロナ禍が落ち着いてやっと実現した2022年の日本でのソロファンミーティングでも登場するや否や涙を見せていた。
TOEICは満点 驚異的な頭脳の持ち主
ちなみに、日本での活動は、すべて通訳ナシで日本語。用意した言葉ではなく会話も独り言もOKだ。アメリカ生活も長かった為、英語ももちろんベラベラ。TOEICはネイティブでも獲るのは難しいとされる、満点の990点を獲っている。また、アメリカのSAT(大学進学能力基礎テスト)は2400満点中2100点という、頭の良さなのだ。
そんな頭の良さからか、記憶力も驚異的。日本のハイタッチ会で、何度も回るファンに「今、○回目」と、正確に回数を告げたり、小学生の頃によく来ていたファンの男の子が高校生になって久々に来たら、顔を見るなり「大きくなったね!」と言った事も。また、エゴサ、ネットパトロールの鬼としても有名で、ファンのつぶやきに突然リプライを送って驚かせたり、偶然カフェで彼と居合わせた客が「オク・テギョンに似てるけど、本物かなぁ」とつぶやいていたら、店を出る時に「本物ですよ」と言って去った事もある。気取ったところも無く、変装ナシで地下鉄に乗ったり、所属事務所まで自転車でやってきたり。海外旅行では現地のオプションツアーに一般観光客に混じって参加した事も。
「キャプテンコリア」と呼ばれる理由
テギョンは2017年に兵役へ行ったが、アメリカ国籍も持っていた為、「行かない」という選択もあった。だが、「韓国男子として当然の事」と、アメリカ国籍を返上し、任務に就いた。兵役逃れを画策する者も多い中、この行動は韓国内で称賛され、「キャプテンコリア」とのニックネームが贈られた。
ここまで来ると、弱点など無さそうだが、唯一残念な点が…。それは、ファッションセンス。最近は黒を基調にした服装で無難なコーディネートだが、以前は「ファッションテロリスト」「人間信号機」など、残念なタイトルが。ドラえもん柄のハーフパンツで来日してファンを驚かせたり、日本に観光に来た際、Tシャツを裏返しで着ていた事に気づかずに1日過ごしていたというエピソードもある。
このようにカリスマ性と人間味溢れた一面が混在しているのが彼の魅力。ドラマや歌番組だけではわからないオク・テギョンの魅力が、今回のファンミーティング中継で堪能できるはず。2022の日本ファンミーティング「OKAERI」も、同日に放送されるので、併せて観れば、さらにテギョン沼にハマれるはずだ。
◆文=鳥居美保/構成=ザテレビジョンドラマ部
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