“受け”の表情を作ることが難しかった…
──対して増子さんが苦労したところはどこでしょうか?
増子 僕は経験不足ながらで申し訳ないんですけど、(ラブシーンの)“受け”の表情というのが、やっぱりどうしても……。
樋口 経験不足なんだ?(笑)
増子 ちょっと!(笑)えっと……経験不足というか……えっと……。
──“受け”の演技経験があまりないということ?
増子 そうです、そうです! ダヨちゃんの表情で、瑞貴の愛の重さが伝わる作品だなと思ったので、どう表現するのが良いのかなというのはすごく悩みました。しかもすごく繊細なものなので。カメラを意識しちゃうとうまく出せないなと思ったので、何も考えずにその場を生きようと思いました。
──ドラマ「体感予報」のドラマの見どころや、注目してほしいポイントを教えてください。
樋口 僕個人としては、気象予報士をしているときの瑞貴と、家の中での瑞貴のギャップ。テレビで見ている姿と、帰ってきて全然違うって、萌えると思うんですよね。僕自身、そこがすごく大事な作品だと感じたので、それを見せるためのポイントはしっかり抑えたつもりなので、注目して見てほしいです。作品としては、お互いにとても好きなのになかなか噛み合わなくてすれ違うふたりの姿。現実の恋愛においても、共感できるところだと思うので、ふたりのすれ違いはしっかり見届けてほしいなと思います。
増子 僕は、このスローガン……。
樋口 スローガン!? 体育祭か!(笑)
増子 この「明日は晴れなので、この男は俺を抱くだろう」が……。
──キャッチコピーですかね。
増子 そうそう!(笑) この「明日は晴れなので、この男は俺を抱くだろう」の通り、“晴れの前の日だけ”というダヨちゃんのひとつの悩みが、重要な悩みとなって物語が進んでいきます。この小さなすれ違いがどんなドラマが生まれていくのか、ぜひ見てほしいです。かわいらしいところもいっぱいあります!