連続ドラマ初出演作となった2023年4月期「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」(テレビ朝日系)での演技力やバラエティー番組「超無敵クラス」(日本テレビ系)での落ち着いたひな壇トークで注目を集めている現役中学生の俳優・北里琉。「WEBザテレビジョン」ではインタビューを実施し、ドラマ現場の思い出や俳優業を志したきっかけ、今後の目標などを語ってもらった。
熊本地震をきっかけに芸能界に興味
――まずは芸能界入りの経緯を聞かせてください。
今の事務所に入ったのは4年くらい前ですが、その前から地元の熊本でファッションショーによく出ていたんです。SNSに上げていた写真を見て、今の事務所からスカウトしていただきました。
――もともと芸能界で活動することを目指していたんですか?
私が小学1年生の時、2016年の熊本地震をきっかけに芸能界に興味を持つようになりました。芸能界の方たちが熊本に炊き出しに来てくださった時に、暗い気持ちになっていた熊本の人たちが「キャー!」と盛り上がっていた様子を見て、「人に元気を与えられるお仕事ってすごいな」と思ったんです。それで、「自分も芸能界に入りたい」と思うようになりました。
――「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第6話での好演が話題となりました。撮影現場はいかがでしたか?
「せりふを間違えたらどうしよう」「止めちゃったらどうしよう」と焦ってしまい、すごく緊張しました。
――ドラマに出演するにあたって、どんな準備をしましたか。
私と役柄とでは性格が真逆だったので、近い性格の役を演じていた女優さんを見たり、似た設定のアニメのキャラクターを見たりして、心境を想像しながらメモを取っていました。すごく真面目で静かな役だったんですが、私自身は静かというより賑やかな性格なので、180度違うな、と思っていました(笑)。
――出演後、周囲の反響はいかがでしたか?
仲の良い友だちや学校の先輩がSNSに上がっている反響を送ってくれました。「すごく良かった」「引き込まれた」と言ってもらえていたので、うれしかったです。
挑戦したい役は「ヒロインの友達」
――今後挑戦してみたい役はありますか?
ヒロインの友だちで、恋愛相談を聞くような立ち位置の役をやってみたいです。「親友の恋を応援しているけど、実は私も好きで、だけど応援しちゃう」みたいな役がいいなと思っています。
――ヒロインではないんですね(笑)。北里さん自身がそういう性格なんですか?
いえ、私だったら相談されても譲らないです(笑)。
――親友と気まずくなりそうですね。
恋愛ってそういうものなんじゃないかなと思っています(笑)。
――達観されていますね(笑)。今後はどんな活動をしていきたいと考えていますか?
今は小中学生向けの雑誌の専属モデルをさせていただいているんですが、もっと大人になったら、大人の女性向けの雑誌でもモデルをやりたいなと思っています。同じ事務所の岡崎紗絵さんのように、モデルもやって、演技もして、バラエティーにも出るのが目標です。一番尊敬していて、一番追いつきたい先輩です。