「探偵なふたり」「推理の女王」…バディ物で新たな魅力を発揮!
“涙の貴公子”と呼ばれるロマンス演技と、元祖“モムチャン”ならではのハードなアクション。この両輪で早くから人気を呼んできたサンウだが、年齢を重ねる中でさらなる魅力も開拓している。それが、人間味あふれるコメディー演技だ。特に正反対のキャラクターとコンビを組んで“あーでもない、こーでもない”とドタバタ劇を繰り広げながら事件を解決していくバディ物でその魅力を発揮している。
その一つが、2015年の映画「探偵なふたり」。この作品でサンウが演じたのは、最高の頭脳を持つ推理オタクの漫画喫茶店主デマン。普段は妻の尻に敷かれ、赤ん坊のお世話に悪戦苦闘…とパッとしないが、ひとたび事件に向き合えば素晴らしくさえた推理を見せる。そんなデマンが、左遷されてくすぶる刑事・テス(ソン・ドンイル)とバディを組み、ぶつかりながらも陰謀渦巻く事件に立ち向かっていく姿はなんとも人間くさく、かっこいい。
ドラマ「推理の女王」(2017年)も、サンウのコミカル演技がたっぷり楽しめる人気作。庶民派感覚で推理を的中させていく主婦・ソロク(チェ・ガンヒ)と刑事の勘を頼りに犯人を追う肉体熱血刑事・ワンスン(サンウ)が反目し合いながらも事件を解決に導く姿は、さながらシャーロック・ホームズとワトソン。“ラブコメ女王”として知られるガンヒとのタッグによるチャーミングな凸凹バディっぷりに引き込まれる快作だ。
コミカルな掛け合いも楽しい「探偵なふたり」と「推理の女王」はどちらも高い評価を受け、続編が制作されたほど。相手役とのケミストリーが重要なバディ物で傑作を連発するのも、20年以上第一線を走ってきたカリスマ俳優なればこそだ。
最新作「ハンガン警察」では“勤勉で短気な警察官”に
最新作「ハンガン警察」は、そんなサンウの魅力が堪能できるバディ物のアクション・コメディー。バディを組むのは名バイプレイヤー、キム・ヒウォン。サンウとは「鬼手」以来約4年ぶり2度目の共演で、今作では無気力な警察官・チュンソクを演じている。
勤勉で短気なドゥジン(サンウ)は、ワークライフバランス重視で熱意に欠けるチュンソク(ヒウォン)とパートナーを組むことになってイライラが止まらない。正反対の2人はことあるごとに対立しながらも、頻発する事件・事故の対応に奔走する。しかし同じころ、漢江の水面下では大規模な犯罪の陰謀が渦巻いていて――というストーリーが描かれる。
サンウの鍛え上げられた肉体と、激しい水中追跡劇やド派手なカーチェイスといったスピード感あふれるアクション、漢江警察隊による思わず笑ってしまうようなドタバタ逮捕劇…と、見どころいっぱいの本作。47歳を迎え、ますます円熟味を増した演技で観る者を魅了するクォン・サンウの魅力が詰まった新たな代表作となりそうだ。
ドラマ「ハンガン警察」は、9月13日(水)より毎週水曜に2話ずつディズニープラスのスターで独占配信。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/han-river-police/
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