テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の第11話「母が遺したもの」が9月13日に放送・配信開始された。第11話では、美世の異能が封じられた理由が明らかに。それを通じて美世が「家族とは何か」について知る流れが感動を誘った。(以下、ネタバレを含みます)
「わたしの幸せな結婚」とは
原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。
澄美が美世の力を封印した理由とは?
澄美(日高のり子)はなぜ斎森家に嫁ぎ、美世の異能を封印したのか。そこには、母の大きな愛が隠されていた。
清霞と新(CV:木村良平)による決闘の結果、澄美の実家である薄刃家に引き取られることになった美世。そこで彼女は祖父の義浪(CV:廣田行生)から澄美が薄刃家を出た経緯を聞かされる。
美世が生まれる数年前。鶴見貿易の業績不振により、その資金に支えられていた薄刃家は存続の危機に立たされることに。それを嗅ぎつけ、多額の借金を肩代わりする条件として澄美に縁談を持ちかけてきたのが斎森家だ。
薄刃家存続のため、義浪にも相談せずに斎森家へ嫁ぐことを決めた澄美。美世の父・真一(CV:家中宏)との結婚は政略的なものであり、斎森家が欲しがっていたのはもちろん薄刃家に代々伝わる特殊な異能だった。
義浪に促されるまま、美世が桜の木に触れると澄美も持っていなかった“夢見の力”が開花する。美世の頭に映像となって浮かんでくるのは、澄美が自分の異能を封じた理由。真一に命令されるがまま薄刃の血を引く子を産んだ澄美だったが、決して美世が持つ夢見の力だけは斎森家に利用されてはならないと、必死の抵抗を見せた。
「どうして異能がないのかと自分を責めることもあるでしょう。でも、今はその力を封印させてちょうだい。ごめんね、美世……」
生まれつき弱い身体で最後の力を振り絞るかのように美世の力を封印した澄美。そんな母の強い覚悟と愛が美世の心に伝わってきた。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-happy-marriage
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