抜群の存在感を放つ早乙女太一
事件を解決し、警察を辞めた穿地を迎えに来た倒理と氷雨。3人で事務所に戻ると、「依頼人がお待ちです」と薬子。するとそこで待っていたのは、美影だった。
突然のことに立ち尽くす倒理、氷雨、穿地だったが、「久しぶり」と言う美影に穿地は近寄って頬をたたいた。「…痛い」とほほ笑む美影に、「今までどこにいた」と問い掛けた穿地。美影が「どこって、普通に都内だけど」と答えると、再び頬をたたいた。すると「2発目は予想していなかった」と淡々とした口調で言った美影。
久しぶりに顔を合わせた4人。美影の依頼は「6年前の密室殺人未遂事件」。それは倒理が首元を刺され、氷雨、穿地、美影が第一発見者だった。
なぜ今になって依頼を持ちかけたのか。美影の心理もまた謎だ。
美影を早乙女が演じると分かった第1話で、原作ファンから「ぴったり」だとの声が上がっていた。落ち着いた口調に、大学時代には誰もが一目置いていたという犯罪コンサルタントとしてのあふれ出る自信、そこはかとなく妖艶な雰囲気が漂うたたずまい。これまでそれほど出演シーンは多くなかったが、倒理、氷雨、穿地がずっと引きずっている人物としての存在感は抜群だ。
本話でも「#ノキドア」がトレンド入りした中、「美影さんにゾクゾク」「美影の落ち着きすぎてる態度が怖い」「美影が来ると緊張感が」「早乙女さんの美影マジで合っとるんよな」「美影役の早乙女さんの存在感とかせりふの言い方とかひきこまれちゃう」などの反響があった。
次回、9月23日(土)放送の最終回は、犯罪社会学を学んできた者たちがずっと閉ざしていた過去の扉がついに開けられる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
ジェイ・ストーム
発売日: 2023/09/13