新作「アベンジャーズ」でも鍵を握るヴィラン・カーン “サノス越え”と言われる猛威を振り返る＜「ロキ」シーズン2＞
「アベンジャーズ」で知られるマーベル・スタジオによるドラマシリーズ「ロキ」のシーズン2が10月6日(金)より、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」にて独占配信される。今回は、本作に登場するヴィラン・カーン(ジョナサン・メジャース)が、これまでの「アベンジャーズ」作品で見せてきた“猛威”について振り返る。
ロキの身に謎の“タイムスリップ現象”が起こる
本作は、“裏切りの王子”の異名を持つヴィラン・ロキ(トム・ヒドルストン)を主人公としたドラマシリーズ。シーズン1は2021年の配信開始時、アメリカで当時のディズニープラス史上最高のオープニング成績を記録した。
シーズン2では、ロキの身に謎の“タイムスリップ現象”が起こり、「時間に引きずり込まれ、過去と現在を行き来する」という非常事態が勃発。世界の破滅を避けるべく、シーズン1でも相棒として活躍したTVA(時間変異取締局)のエージェント・メビウスと共に解決の糸口を探っていく。
今回取り上げるカーンは、過去・現在・未来すべての時間を自由自在に操る征服者で、この世界とは別に他の世界が並行して無数に存在するパラレルワールド、“マルチバース”を行き来することができる存在。今後公開予定の映画「アベンジャーズ：カーン・ダイナスティ(原題)」でメインヴィランを務めるとされている。
これまでの作品で描かれたカーンの脅威
カーンは、“指パッチン”で宇宙の生命の半分を消失させ、アベンジャーズに苦戦を強いたサノスをも超えると言われる強さを誇り、別のユニバースではアベンジャーズを殺すなど、枝分かれした歴史の中でさまざまな“変異体”のカーンが存在しているとされている。
「ロキ」シーズン1 で登場したカーンも変異体の一人で、“在り続ける者”と呼ばれていた。世界の時間の流れを守る組織・TVAに捕まったロキが、時間軸を修復するミッションに無理やり挑まされる中でたどり着いたのが、独裁的に時間軸を管理する黒幕“在り続ける者”。
常に余裕綽々な振る舞いをする男で、大規模な戦闘こそ見せていないものの、ロキらが彼を殺そうとすると瞬間移動かと思わせるような能力で簡単にかわし、ロキを赤子の手をひねるかのように翻弄(ほんろう)した。
また、「これから起こる出来事を全て知っている」と語り、過去・現在・未来、すべての時間を見てきたからこそ世界のあらゆる出来事を把握していることをロキに告白。倒す方法すら想像のつかない、得体の知れない強敵であることを感じさせた。
続いて「アントマン＆ワスプ：クアントマニア」にも“在り続ける者”とは別のカーンが登場。本作ではアントマンらがミクロより小さな量子世界へ引きずり込まれる。そこで待ち受けていたカーンはあらゆるマルチバースへ行き来できるデバイスを起動するためのエネルギーコアを取り戻すべく、アントマンらの前に立ちはだかる。
アントマンらによる全身全霊の反撃により一時は退けることに成功するも、カーンの脅威はまだ一切去ってはおらず、さまざまなマルチバースから集結したカーンらが着々と“計画”の準備を開始していた。
そして本作でも、予告編でも描かれている通り、カーンは存在感を発揮。マーベル作品の全てのプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギは、「今回登場するカーンは、『ロキ』で描きたかったキャラクターなんだ。この作品でとても重要な役割を担うことになる。本作にどうつながっていくのか、彼の活躍に期待しているしワクワクしているよ」と語った。
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発売日： 2023/01/26
