10月3日放送の「バリューの真実」(NHK Eテレ)では、口臭や口内炎を予防する「おくちケア」について取り上げた。口内炎の対処法では、“しんじゅり”こと森本慎太郎と田中樹が口内細菌を測定し、効果的なうがいに挑戦。
「おくちケア」のコツのひとつは歯ぐき
高校生200人に口内の悩みについて聞いたアンケートでは、悩みが「ある」と回答したのが86.5%にのぼり、その中で多かった悩みが口臭と口内炎だった。今回は歯科医師の石井さとこさんを招き、すぐに試せる「おくちケア」を学んだ。
石井さんによれば、正しい口内ケアを行えば、口臭と口内炎が改善すると言い、大事なのは歯ぐきだと説明。「思春期のいまから歯ぐきをケアしないと歯を失うことになるかもしれません」とアドバイスした。
歯ぐきと聞いた高地優吾は驚いた様子。歯ぐきケアをしているかについて聞いたアンケートでは「ない」と回答したのが75.5%という結果を受けて、松村北斗も「(ケアしたことが)ないよね、基本ね」と共感していた。
歯ぐきケアをしないと歯と歯ぐきの隙間に細菌が入り、炎症を引き起こして歯肉炎になってしまうと言い、さらに進行すると、歯を支える骨が溶けて歯槽膿漏を引き起こし、歯を失うリスクが高まると言う。
口内炎の対処法に「もりもとしんたろう」が効果的
番組後半では口内炎の対処法を取り上げた。口内炎の原因ははっきりしていないそうで、疲れやストレスによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足も原因ではと考えられているのだそう。
口内炎ができたら睡眠をとって安静にするほか、どうしても痛い時は、やさしく口ゆすぎを行うと良いと言う。うがい薬を口に含んで「ん」「い」「ろう」の音を出すと、うがい薬が広範囲に行きわたるのだそう。石井さんは「もりもとしんたろう」の口の動きで10秒くらいの時間をかけて口をゆすぐのが効果的だと説明した。
実際に森本が口内の細菌数を測定して、口ゆすぎを実践。教わった通りに「もりもとしんたろう」の音を出しながら口をゆすぐと、レベル6だった細菌数がレベル4まで減ったものの合格ラインには届かなかった。その後、石井さんのアドバイス通りに再び挑戦すると合格ラインに届いた。
続いて田中も挑戦。教わった口の動きを踏まえて「ロールケーキ好きのジュリリン」と言いながらゆっくりと口を動かすと、高地は「上手にできたね」と褒めていた。口内の細菌数もレベル2に下がるなど効果が見られた。
SixTONESと「おくちケア」
今回のテーマである「おくちケア」について、普段の生活ではここまでしっかりと学ぶ機会は思いのほか少なく、高校生をはじめ大人世代にも役立つ情報だったのではないだろうか。
番組冒頭で、石井さんが登場すると、ジェシーが「石井ちゃん」と親しみを込めて呼んだほか、京本大我も「“石”だからSixTONESと親和性がある」とフレンドリーに迎えていたのが印象的。何気ない場面ではあるが、こうした小さなコミュニケーションをとれるのも、SixTONESが人気の理由がうかがえる放送回だった。
※高地優吾の高は正しくは「はしご高」
執筆・構成/ザテレビジョン編集部 バラエティ班
幻冬舎
発売日: 2023/06/19