AKB48・柏木由紀が、10月10日に都内でスタイルブック「いくつになったって、アイドル」(竹書房)発売記念囲み取材会見に登場した。
同作品は、柏木にとって初となるスタイルブックで、彼女をあらゆる角度からAtoZ方式で切り取った一冊。個性やマインドから美容テクニックに至るまで、等身大の魅力が詰め込まれている。また、元NMB48の吉田朱里との対談ページも収録。
スタイルブック発売に歓喜「実は夢でした」
会見に登場した柏木は「かねてからスタイルブックを出したいという思いはあったんですけど、スタイルブックって憧れの存在の人とか“頑張ってこの人になりたい”と思われるような人が出すイメージがあって、『誰が私の憧れるのか』という思いがあって口に出してこなかったんです。そんな中で、『スタイルブックどうですか?』とお声を掛けていただいて、『自分で言うのはちょっと申し訳ないけど、声掛けていただけるなら! 実は夢でした』ということで出させていただくことになりました(笑)」と出版の経緯を告白。
また、タイトルについて「秋元(康)先生にお願いしたところ10個の案が返って来まして、『好きなの選んでいいよ』って言われて一番自分がピンときたもの選びました。もっとおしゃれなものだったり、もっと面白いタイトルもあったんですけど、自分を表す言葉として『アイドル』って言葉が入っているものが自分らしいかなと思って、こちらを選ばせてもらいました」と裏話を明かした。
さらに、見どころについて「本当にたくさんの写真、文章、内容があるんですけど、メーク法とかコスメとか、それ以外にもたくさんの私物を初めて(スタジオに)持っていったので、そういう普段なかなか見られないパーソナルな部分は特に見てほしいなって思います」とにっこり。
そんな中、制作する中で見つけた“新しい発見”について聞かれると、「普段の考え方とかお悩み相談とかをする中で、『メンタルが強いな』と(笑)。AKB48に16年いて、いっぱいいろんな大変なことをくぐり抜けてきたので、AKB48で本当にいろんなことを経験して強くなったんだなと気付きました」と打ち明けた。
「自分のため」が「誰かのため」に変化
ほか、「人生においてアイドルの期間の方が長くなった中で、そこまで続けるアイドルの醍醐味は?」との質問には、「いろんなところで『ファンの方が大事です』って言うんですけど、本当にファンの方ですね」と回答。
「ファンの方から面と向かって『AKB48のおかげで頑張れます』といった言葉を直接かけてもらえるようになって、元々は自分の夢をかなえるためにアイドルをやっていたのが、誰かのためにアイドルを続けるという喜びに変わってきたので、自分がうれしいことを一緒に喜んでくれるファンがいるというのが続けている一番の理由です」と語った。
◆取材・文=原田健