栗山千明“じゅん”、元カレで妹の夫・柳俊太郎“律”と愛の再燃を暗示する禁断のキス<けむたい姉とずるい妹>
10月16日放送の「けむたい姉とずるい妹」(毎週月曜夜11:06-11:55、テレビ東京系)の第2話では、じゅん(栗山千明)と、妹・らん(馬場ふみか)に奪われた元カレ・律(柳俊太郎)の関係が再び始まる兆しを見せ、今後のドロドロ展開を予感させた。(以下、ネタバレを含みます)
「何と言われても、私の物は私の物」
同ドラマは、ばったんによる同名の人気マンガが原作。妹の略奪愛が原因で音信不通の不仲となった姉妹が、母の死をきっかけに同居する事になり、姉の元カレで、現在は妹の夫である男性を巡って壮絶なバトルを繰り広げるストーリーだ。
「オレ、ずっと会いたかったよ。じゅんちゃんに」。2人きりになった夜の縁側で、律はじゅんが初めて彼に堕ちた時と同じ感情の見えない真っ黒の目で彼女を見つめながら言い、じゅんの心は揺さぶられる。
幼い頃からお気に入りの物を妹・らんに奪われ続け、最愛の男まで取られてしまったじゅんは、「もう何も奪われたくない」という想いをさらに強くした。
そして、律に何か言いかけた時、「タバコ吸わないで!って言ったじゃん!!」とらんが大声を出しながらやってきた。2人の世界から現実に連れ戻されたじゅんが隣を見ると、律はいつのまにか消えていた。
らんは「家の中が煙たくなる」と、これ見よがしに引き戸を開けながら「言う事聞かないなら、出てってよね!」と言い放った。後から無理やり押しかけて居座ったくせに、自分の家のように振る舞う妹に、じゅんは怒り心頭。「人の物を奪っておいて当たり前、って顔して。そーゆートコ、ほんっと変わらない。ズルい女!」とブチギレた。
らんは呆れたように笑いながら、ズルいのはじゅんの方だと言い「何と言われても、私の物は私の物だから。この家もりっくんも」と、真っすぐじゅんを見つめながら告げたのだった。律は、そんな姉妹のけんかを、扉に隠れながら聞いていた。
「あっちは夫婦で、アンタはよそ者」
翌朝、じゅんとらん夫婦は離れて別々に朝食をとっていた。その時、納豆ご飯を食べていたじゅんに、らんが「臭い!納豆、ウチら苦手なんだよ」と文句。「ウチら?」律は、昨夜じゅんと2人で夜食を食べていた時は、納豆ぶっかけうどんを「うん。うまいよ」と笑顔でかきこんでいたのに…。
昨夜の律の「ずっと会いたかった」という言葉が忘れられず、気持ちが揺れ始めたじゅんは、友人から「あっちは夫婦で、アンタはよそ者」とくぎを刺される。「よそ者」――じゅんは、ずっとその想いを抱えて生きてきた。
彼女の父親は高校生の時に亡くなったが、その時、母から、じゅんは母の連れ子で、この人物は本当の父ではないと告げられた。つまり、自分だけがこの家族の中ではよそ者で、だから母は自分に厳しかったのだ、と悟った。母に認めてもらう為に、常に“いい子”でいなければならなかったのだ。
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発売日: 2023/04/05