ロキ、サノス、ウィンター・ソルジャーなど…MCUを彩ってきた人気ヴィランたちを総ざらい
マーベル・スタジオによる、同一の世界観を共有する作品群・MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は「アイアンマン」(2008)以降、映画・ドラマシリーズを問わず約40本以上制作されており、そのすべてが「ディズニープラス」にて配信中。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーら数々のヒーローが活躍してきたMCUだが、作品内ではヴィランの活躍もめざましい。今回は、MCUの作品を輝かせてきたヴィランたちについて振り返る。
“裏切りの王子”ロキ
ヴィランの活躍については、マーベル・スタジオの社長でMCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも「MCUでのヴィランという存在は、常に物語で重要な役割を果たす」と語っている。中でも“人気ヴィラン”の筆頭が、ヴィラン初の単独主演作の座をも獲得した“裏切り王子”ロキ。
2018年にエンパイア誌が発表した“最も偉大な悪役”ランキングではダース・ベイダー、ジョーカーに次ぐ第3位を獲得した。ソーの弟で、数々の悪行の一方で失敗を繰り返したり、時には兄弟の強い絆を思わせたりと、嘘と悪戯を愛する姿が特徴的なロキ。
そんな彼の主演作「ロキ」のシーズン1では、時空を超えたロキが“時間の流れを守っている”組織TVA(時間変異取締局)に捕まり、世界の時間を修復するミッションに協力させられる姿が描かれた。シーズン2では、謎の“タイムスリップ現象”に見舞われたロキが“世界の破滅”を防ぐために、嘘と裏切りを駆使し奔走する。
映画史上人気ヴィランランキング1位のサノス
続いて、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」(2018)や「エンドゲーム」で猛威を振るったサノス。ケヴィン・ファイギは「『インフィニティ・ウォー』は殆どサノスが主人公」と語っている。ヒーローが束になっても敵わないほどのパワーを携え、“指パッチン”で宇宙の半分の生命を消し去るなど、アベンジャーズを窮地に追い込んだ。
実は彼は、資源が枯渇した故郷の惑星が争いにより滅びた過去を持ち、同じ悲劇を繰り返さないために生命を減らし宇宙を“救う”という彼なりの正義を持っており、“悪”なだけではない奥深さもあるキャラクター。海外サイト「ToppCasinoBonus.com」が米映画批評サイトRotten TomatoesのスコアやGoogle・Wikipediaの検索数等を元に分析した“映画史上人気のあるヴィランランキング”では1位に輝いている。