ユ・ジテ、20kg増量して“怪力刑事”を熱演
警察も、“制裁”の名目で暴行と殺人を繰り返すヴィジランテを捕まえようと躍起になっていた。中でも脅威なのが、ヴィジランテの犯行の手口などからヴィジランテが警察内部の人間ではないかと疑惑を膨らませる刑事チョ・ホンだ。正義のためなら暴力もいとわない異端刑事を、ユ・ジテが体重を20kgも増量する肉体改造を行って演じている。その一方、ジヨンの師であるイ教授(クォン・ヘヒョ)も、独自のプロファイリングでヴィジランテの正体に近づきつつある。
そして3つ目が、ヴィジランテの“ファン”だ。3話では、ヴィジランテの活動に憧れて自らも加害者に“制裁”を加える模倣犯が続々と現れる。さらに模倣犯の中でも、ヴィジランテの“大ファン”だと語り、権力や金、情報力を駆使してヴィジランテに追従しようとする財閥副社長チョ・ガンオク(イ・ジュニョク)の存在がうさん臭い。その言葉通りジヨンを助ける存在となるのか、あるいはその逆なのか――。油断ならない人物であることは確かだ。
ナム・ジュヒョク、アクションは「長い手足を生かして」
主要な登場人物が舞台に上がり、ジヨンと対峙(たいじ)した3話、そして4話。ジヨンが“偽ヴィジランテ”と死闘を繰り広げるシーンや、ホンが反社会勢力さながらの横暴なアクションを披露するシーンなどが登場し、本格アクション初挑戦のジュヒョクをはじめキャスト陣のアクション演技も熱を帯びている。
配信に先だって11月6日にソウルで行われた制作発表では、チェ・ジョンヨル監督がジュヒョク、ジテ、ジュニョクのアクションについて語る場面もあった。
ジョンヨル監督いわく「ジヨンのアクションは、ナム・ジュヒョクさんの長い手足を生かしつつ、感情を大事にしたアクション。『ヴィジランテ』の世界の中で最も人を圧倒する人物であるチョ・ホンは、人を寄せ付けないオーラとパワーを見せながらも実践的なアクション。自由奔放キャラのガンオクは、相手のアクションに合わせたり、逃げたり、自分だけの方法で状況を解決する努力をする感じを出そうとしました」とのこと。今後は、悪人たちに制裁を下すため暗躍するジヨンと、それぞれの思惑に沿ってジヨンに近づくホンやガンオクとの直接対決シーンも大きな見どころとなっていきそうだ。
11月22日(水)には第5、6話が配信開始ということで、早くも後半戦に突入。特ダネをつかもうとジヨンに付きまとうメディア、ジヨンを殺人犯として検挙しようとする警察、そしてファンを名乗りジヨンに近づく偽ヴィジランテ。ジヨンを取り巻く3つの包囲網の動きがいよいよ活発化していく。
「ヴィジランテ」は、ディズニープラス スターで独占配信中(全8話/毎週水曜2話ずつ配信)。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/vigilante/
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