橋本環奈主演の「トクメイ!警視庁特別会計係」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)(以下、ネタバレを含みます)第6話が、11月20日に放送された。若者の素人強盗犯と緊張の戦闘がメインの回だったが、特に注目を集めたのは“湯川班の一円化”。明らかに影響を受けつつある湯川班の会話が、SNSで「みんなコスト気にするようになっててかわいい」「確実に円ちゃんの影響出てるね笑」といった声を集めている。(以下、ネタバレを含みます)
「トクメイ!警視庁特別会計係」とは
同作は、経費から事件解決の糸口を見つける新しい警察エンターテインメント。緊縮財政を強いられた警察の本庁から、“特別命令(トクメイ)”を背負って派遣された特別会計係が橋本環奈演じる一円(はじめまどか)だ。
経費において一円のズレも許さない几帳面な性格の円。周囲から「疫病神」と呼ばれるほどの“凶運”を持つ円が、沢村一樹演じる湯川哲郎をはじめとしたひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たちとともに、“お金”の面から事件解決に迫っていく。さらに警務課長・須賀安吾を佐藤二朗、上司である副署長・中塚文雄を鶴見辰吾が演じ、脇を固める。
ある意味“豪運”の円
警察組織を脅す謎の人物・Xの捜索を特命として受け持つ円。湯川班にX捜索の手伝いを依頼するも、「ボーナスとかもらえんの?」と興味を示す藤堂さゆり(松本まりか)以外は手を上げてくれなかった。
だが1人でも声を上げてくれたことがうれしかったようで、出勤前の朝イチから藤堂にまとわりつく円。朝はむさくるしくないところでコーヒーを飲んでから出勤…という藤堂のルーティンにも、ついて行こうとする始末だ。
だがさすがは“疫病神”と呼ばれる円だけに、たまたま目に入った「コーヒー100円」の喫茶店で事件に巻き込まれてしまう。扉を開けた人気のない喫茶店はレジが壊れており、内部には少年たち素人強盗団が侵入していた。
湯川班イチの武闘派で知られる藤堂が襲い掛かってきた2人の少年を制圧するも、3人目の銃を持った少年が円を人質に取る。実際に発砲することでおもちゃではないことを示すと、少年たちは藤堂と円を拘束。「もうなんなの! たまたま寄った店で強盗と鉢合わせるなんて…運悪すぎでしょ!」と嘆く藤堂に、円はシオシオの顔で謝罪する。
しかし円が異常な数を持ち歩いているお守りのうち1つが事態を打開していく。家内安全と書かれたお守りはGPSつきで、内蔵されたボタンを押すことによって円の机のオモチャが危機を知らせてくれるのだ。
円がボタンを押したことで、「円超ピンチ! 超ピンチ!」という音声とともに突然踊りだした円の机のサボテン人形。もちろんそれが何を示すか知らない警務課長の須賀安吾(佐藤二朗)だったが、それをきっかけに円へ業務用に支給されたスマホのGPSが、ある地点から動かないことに気づく。湯川班でもこれまで一度も遅刻したことのない藤堂のGPSが同じ場所から動かないことを確認し、ようやく事件性をかぎつけた。