趣里がヒロインを務める連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。11月21日放送の第37回で、スズ子(趣里)の弟・六郎(黒崎煌代)の出征が描かれた。今作が俳優デビューという黒崎が体現した無邪気な六郎が、多くの視聴者の心を掴んだ。(以下、ネタバレがあります)
赤紙が…六郎「ワイにもちゃんと来たで!」
「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」などの名曲で知られる戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナル作品。戦後の人々に生きる活力を与えた歌手・福来スズ子の波瀾万丈の人生の物語だ。第8週「ワテのお母ちゃん」では、母ツヤ(水川あさみ)の病状の悪化、そして六郎の出征が描かれている。
第36回で役場の職員から赤紙を受け取り、ツヤに「赤紙や!ワイにもちゃんと来たで!」と無邪気に喜んだ六郎。37回では、出征の日が迫り頭を丸めて準備する六郎の姿があった。
坊主頭をツヤに見せたい六郎は、モジモジしながらツヤの元へ行き「よう似合うてるで」と声を掛けられると「ホンマか?姉やんにも見せたいわぁ」とニコニコ。「ワイ、軍隊では頑張るねん。鈍くさいん卒業するわ」と期待に胸を膨らませ、「お母ちゃん、あんたが帰ってくるん首長うして待ってるからな」というツヤに「首伸ばすんか?」と六郎らしい愛嬌あふれる返答をして病床のツヤの心を癒やし、出征した。
5,000人から合格、「ブギウギ」で俳優デビュー
黒崎は、所属事務所が開催した役者オーディション「レプロ主役オーディション」に応募し、まったくの素人から5,000人の応募の難関を勝ち抜けて合格をつかみ取った逸材。合格者特典の“1年間役者育成カリキュラム”で演技を学びながら「ブギウギ」のオーディションを受け、六郎役に抜擢されたという。