2024年1月15日にスタートするカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”は、奈緒と木梨憲武がW主演を務める「春になったら」(毎週月曜夜10:00-10:54)に決定した。木梨にとって、連続ドラマ主演は、1999年7月期放送の「小市民ケーン」(フジテレビ系)以来、実に24年ぶりとなる。
娘と父のハートフル・ホームドラマ
本作は、“3カ月後に結婚する娘”と“3カ月後にこの世を去る父”が、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していく3カ月間を描いた、笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。福田靖によるオリジナル作品で、シリアスとコミカルが同居した世界観で繰り広げる、笑いと感動に満ちた物語を立体的に描いていく。
早くに母を亡くし、反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って生きてきた瞳(奈緒)と雅彦(木梨)。いつも通りに迎えた元旦、2人は互いにとって衝撃的な報告をする。「せーの」で同時に発表したその事実は、“瞳が3カ月後に結婚すること”、そして“雅彦が病によって余命3カ月と宣告されたこと”。お互いあぜんとしつつ、雅彦は、相手が10歳年上の売れないお笑い芸人であることを知って結婚に猛反対。一方の瞳も、かたくなに延命治療を受けようとしない雅彦をなんとか説得しようと試みる。互いの幸せを願うからこそ衝突や諦めを繰り返す親子は、それぞれ「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を作り、3カ月という残された時間を悔いなく過ごそうとする。
次第に明らかになる瞳も知らなかった雅彦の過去や思い、そして雅彦も知らない瞳の結婚相手の秘密。そして、瞳の結婚相手、親族、友人、職場の人々、雅彦の主治医など、個性豊かな周囲の人たちを慌ただしく巻き込みながら、2人はどのように理解し合い、3カ月後の“その時”を迎えるのかが描かれる。
助産師の娘は日々命に向き合う
奈緒演じる瞳は、幼い頃に母親を亡くし、雅彦と2人で支え合って暮らしてきたしっかり者。かねてから雅彦には内緒で交際していた彼氏との結婚を報告すると同時に、雅彦から余命について報告されてしまう。助産師として日々新しい命の誕生やさまざまな家族の喜びに触れながら、誰よりも身近な存在である父親の死、さらには結婚という自分の幸せと向き合っていく複雑な役どころだ。
そんな奈緒と初共演となる木梨演じる雅彦は、頑固で破天荒な自由人だが、男手一つで育てあげた瞳、そして亡き妻を心から愛している人物。持ち前のキャラクターを活かして敏腕実演販売士として働いていたが、ある日、突然「余命3カ月」と宣告を受けてしまう。戸惑いながらも延命治療を拒否し、残された時間を思いっきり生きることを選択することを瞳に報告するも、同時に瞳から突然の結婚報告を受け、さらには相手が10歳年上の売れない芸人と知らされる。死んだら何も言えなくなるからこそ、愛する瞳に遠慮なく本音をぶつけていきながら、命が尽きると言われた残り3カ月を駆け抜ける役どころだ。
誰の人生にも存在する、何かが始まり、何かが終わる節目。その瞬間を誰とどのように祝福したいのか、そして誰と惜しみ、何を思いながら過ごすのか。1年の中でも大きな節目となる桜の季節に向けて、物語は瞳と雅彦が過ごすかけがえのない3カ月と足並みをそろえて進んでいく。
ポニーキャニオン
発売日: 2023/11/22