空き時間に「人間性」についてトーク
――現場ではどのように過ごしていますか?
1話の撮影で空いた時間があったので、メークさんや衣装さんとひたすらしゃべっていました。人間性について1時間くらい。
――人間性?
感情が爆発しちゃうような人じゃなく、大人な対応をできる人ってすてきだよね、みたいな。周りを見られる人が現場にいるといいよね、というような話でした。
――人間性で言うと、今作の鳳のような男性はどう思いますか?
鳳さんって、華子さんに一目惚れしてからずっと一途なんですよね。華子さんのことばかり考えて、他のことを考えられなくなっちゃう。好きな気持ちも伝えてくれるし、ラブレターも書くし、すごくすてきだと思います。
――デートシーンもありますね。
グロいゾンビの映画を見たりとか、あのデート自体は嫌ですけどね(笑)。でも、鳳さんなりに「もっと距離を縮められるんじゃないか」と考えて、映画を見ることを選んだところはかわいいなと思います。
思い切れたからアイドルを卒業できた
――今作で鳳は恋愛という新しい世界に飛び込んでいきますが、矢吹さんは新しい世界に飛び込むことには思い切れるタイプですか?
思い切れたからアイドルを卒業できたのかなと思います。怖いというよりワクワクします。最近、自分は「常にいろんなものを勉強したい」という気持ちがあるんだということに気付いたんです。
韓国で活動してみたいと思ったこともそうです。「成長したい」と思ったからその道を選んで、日本に帰ってきてからもいろんな目標が出てきました。「単独でセンターに立ちたい」とか「1人でバラエティー番組に出たい」とか、そういうたくさんの目標をかなえながら、挑戦し続けたい気持ちがあります。
――現在はどんな姿を目指していますか?
「なんでもそつなくこなすよね」と言われることがあって、それはうれしいんですけど、「お芝居はまだまだだな」と自分で客観的に見ていて思うんです。「もっとこうしたら良かった」とか「あんまりだったかな」と思っても、映像を見たら意外と良かったりするので、まだつかめていないんですよね。もっと勉強して、これからもいろいろと挑戦していきたいです。
――お芝居で目標にしている方などはいますか?
私が一番尊敬しているのは戸田恵梨香さんです。戸田さんの作品の中では特に「SPEC」シリーズが大好きで、当麻紗綾役は戸田恵梨香さん以外に考えられないと思うんです。私もそれくらい役にハマるような人になりたいです。