最後の最後のOPに乙骨、EDに1年ズ合流シーンが新追加
戦いから後日。今回の一件の影響で東京23区はほぼ壊滅。放たれた呪霊の数は1000万を下らないという状況に、政府は隠してきた呪霊の存在を公表することを決定する。これにより東京の街から人影は消え、さながらゴーストタウンの様相を呈していた。その中で、避難しそこねた少女を呪霊から救ったのは特級術師の乙骨だった。
劇場版「呪術廻戦0」の主人公だった乙骨だが、本編ではこれが初登場。劇場版で描かれた百鬼夜行の事件から1年が経過し、呪術師として決意を決めたことからか、逞しさを感じさせる顔つきとなっての登場だった。満を持してということもあり、Xには「乙骨憂太」「乙骨先輩」「「乙骨くん」など関連ワードが一気にトレンド入り。「死滅回游前に乙骨見せてくれてありがとう」「可愛さ残って逞しくなってて最高の乙骨くん」「乙骨への期待値ハンパねぇ」など様々な投稿が集中し、大きな反響を呼ぶ。さらにオープニングムービーには乙骨が刀を抜く新カットが追加されていたことで、気付いた視聴者から「OP・ED共にちょっとずつ変更点があって、最後に乙骨憂太だったので… 1期の逆再生OPもですけど、ホントに色んなこと仕込んできますよね」「たった1話しか使わないのに、めっちゃ力入れるじゃんMAPPA」などの賞賛の声が相次いでいる。
また、今話ではエンディングムービーにも変化があり、虎杖が1人で高架下を歩いているシーンが消え、代わりにハチ公前で虎杖と伏黒恵に合流する釘崎野薔薇のカットが差し込まれている。オープニングがこれから起こるエピソードの示唆だとしたら、エンディングはありし日の楽しかった日常というもの。釘崎退場のショックが大きかっただけに、こちらには「最後に1年ズの合流が見れて涙」「野薔薇ちゃん死んでないフラグだと信じたい」「うわあED、素敵だけど感情ぐちゃぐちゃになる」「呪術のエンディングって叶わなかった日々というか切ない感じの絵多いよね」など、視聴者ごとで様々に感情を刺激されたようだった。
「死滅回游」に持ち越された謎、悪化した事態はどうなる?
本編終了後には、物語の続きとなる「死滅回游」の制作決定がアナウンスされた。告知映像では「加茂憲倫が仕組んだ呪術を与えられた者たちの殺し合い」というナレーションと共に、刀を抜いた乙骨と対峙する虎杖のカットも映る。渋谷での事件後、呪術界上層部は虎杖の死刑執行役に乙骨を任命しており、2人の対決は避けられないものなのかもしれない。
ニセ夏油の本当の正体は何者なのか、宿儺の復活はどうなるのか。上層部により呪術界から永久追放され、封印解除も禁じられた五条の行く末。五条と夏油をそそのかして渋谷事変を起こしたとして死罪認定された夜蛾正道の安否など、謎と不安が満ちる「死滅回游」。始まりはいつになるのか、「すべてのスタッフさんお疲れ様でした。死滅回游を漫画で復習して首を長くして待っています」「楽しみ過ぎるので2025年くらいに放送されたら嬉しいです」など、心待ちなファンの声が殺到していた。
※日高のり子の高は、正しくは「はしごだか」
■文/鈴木康道
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東宝
発売日: 2023/11/22