森田剛の声の演技と実写演技に感嘆
スペースが悲しい過去を背負っていると分かったことを皮切りに、物語の核へと迫る展開が続いた。
タイムが現代にやって来たとき、そこがナギの家だったのは「そこに創造主がいるから」だとスペースは考えていた。タイムに「この(現実)世界の人間が創造した物語が我々を創り出している」と語るスペース。その創造主によって、今もウーパナンタに悲劇が生み出されているのだと。
そこでつながったのが、創造主=漫画家だったナギの母・ハナ(田中)だ。そして、スペースの娘・サイラ(SUMIRE)も現代へとやって来たことをきっかけに、ハナが生きていたことが判明した。
また、スペースは現代にやってくる前にジャイロと共にある場所にたどり着いていたことも描かれ、スペースがなぜ“創造主”を探しているのか、そしてジャイロがなぜピュトンピュトを占拠することになったのかも明らかに。
後半戦を盛り上げる事実が次々と明らかになっていく様子に引き込まれた。それをけん引したのは、森田の演技だ。アニメの世界でのスペースの声には、息子を思う気持ち、そしてそこから派生して生まれた気持ちの変化を乗せた。一方で、現実世界では、創造主を探す目的を胸に秘めた様子を静かに体現。静と動なら“静”の演技ながら、ただ者ではないオーラと悲哀に満ちた姿は存在感抜群だ。
SNSでも「森田さんの声いい」「スペースの怪しさ満点の話し声 めっちゃクセになる」といった声が上がっている。
「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」は、ディズニープラスのスターで毎週水曜に新エピソードを独占配信中(全8話)。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/dragons-of-wonderhatch/
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