1月14日(日)よりスタートする日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(毎週日曜夜9:00-9:54※初回25分拡大、TBS系)の制作発表会見が1月8日に都内にて行われ、主演の西島秀俊の他、芦田愛菜、宮沢氷魚、新木優子、當真あみ、佐藤緋美、久間田琳加、石田ゆり子、津田寛治、満島真之介、玉山鉄二が登壇。楽器演奏の難しさや新成人に向けた思いなどを語った。
親子の絆と人生を再生させていく完全オリジナルのヒューマンドラマ
同作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父親・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し親子の絆と人生を再生させていく、完全オリジナルのヒューマンドラマ。
西島、芦田の他、響の同僚のポジティブ思考で明るいトランペッター・森大輝役に宮沢、魔性のフルート奏者・倉科瑠李役に新木、クラシックに恋する高校生・谷崎天音役に當真、クラシックを諦めたチェリスト・羽野蓮役に佐藤、プレッシャーに弱いティンパニ奏者・内村菜々役に久間田が配役。
また、俊平の息子・海役の大西利空、響と海の母親・志帆役の石田、晴見市の市長・白石一生役の淵上泰史、コンサートマスター・近藤益夫役の津田、うたカフェの店主・小村二朗役の西田敏行、物語の鍵を握る謎の男・鏑木晃一役の満島、市民オーケストラの団長・古谷悟史役の玉山が物語を彩る。
楽器演奏に苦戦するキャスト陣「死ぬ思いでやっている」
東京音楽大学オーケストラの生演奏を聴いた西島は、「実際に生で聴かせていただいて非常に感動しました。特に2曲目の(同作の)テーマの曲は、初めて聴いたので非常に感動しました」と感慨深げ。芦田も、「すごい迫力でした。生のオーケストラってなかなか耳にすることがないので、聴けてうれしかったです」と笑顔を見せた。
指揮者役の西島は、演奏するのが大変そうだと思う楽器について、「皆さん本当に大変そう」と逡巡しつつも「バイオリン」と回答。それを受け、劇中でバイオリンを担当する津田は、「西島さんがおっしゃるようにどの楽器も大変なんですよね。皆さん死ぬ思いでやっていると思いますけど、僕は58歳で初めてバイオリンをやったんですよ。その大変さはちょっと群を抜いてます」とこぼす。
9月にバイオリンを始めてから毎日練習を重ねているというが、「練習するんですけど、全然上達しないで毎日やってます」と困り顔。そんな津田に西島は、「うるさいんですよね(笑)。『静かにしてください』って言われるぐらい本番直前まで皆さんやってます」と追い打ちをかけた。
また、幼い頃からバイオリンの演奏経験があるという當真は、撮影でも当て振りではなく自身の生音で勝負しているといい、津田は「すごい」と絶賛。
フルートを担当する新木は、「撮影の時に手が(カメラに)かなり近くてごまかせない。当て振りでもある程度(指を)押さえられていないとごまかせない楽器でもあったので、すごくファゴットがうらやましいです」とチラリと玉山を見る。
そんなファゴット担当の玉山は、「バレないように楽譜で(手元を)隠そうとしてます(笑)。ファゴットでよかったなとつくづく思っております」とおどけてみせた。
また、実は芦田も劇中でバイオリンを演奏するために練習に励んでいるといい、「私も皆さんと同じぐらいの時期から実はコソコソやっていました。バイオリンは初めてで本当に難しくて、『あぁ、もう無理』と投げ出したくなったこともたくさんあるんですけど、響ちゃんの軸としてあると思うので、頑張ってやっています」とコメント。
ティンパニ担当の久間田は、「撮影でも、絶対に面を叩かないといけないので、撮影方法としてもごまかしがきかないというか一番バレやすくて、撮影のときもリアルに菜々ちゃんの気持ちになるというか、一人で恥をかくときもあったりしつつ…頑張っています!」とアピールした。
ポニーキャニオン
発売日: 2023/12/06