裏でいろいろと画策し、検察という国家権力を私物化している東京地検特捜部長・桧山卯之助(ひやま・うのすけ)役の田中は「事件・事故を扱いながらも時にユーモラスに個性豊かに描かれている前半と、真相が分かっていく後半とのメリハリが見事な作品」と魅力を伝えつつ、「個人的なことで言うと、僕が演じる桧山はすごく嫌な奴なんですが、現場で監督に演出をつけていただいたら、想像以上に嫌でした」と明かし、笑いを誘っていた。
また、「僕が思っていたのとはまた違う、遥か上をいくような桧山だったので…。でもそういう相対する人がいることで、作品が面白くなっていけばいいなと、現場に入って改めて思いました」と明かす田中に対し、玉木も「田中さんご自身は、非常に穏やかで優しい方なんですけど、桧山を演じている時の気持ち悪さと言ったらなかなかのもので」と同意。
“食べ方”の気持ち悪さも細かく演出されているとのことで「何でもケチャップをかけるんですよ」と桧山の独特のこだわりを告白。「共感できる部分が見つけられないので難しいですが、現場で監督と作っていく中で『こういう気持ちだから、こうやって押さえつけようとするんだ』など新たに知ることが多くて、それが新鮮です」と明かしていた。
玉木“剛太郎”の離婚した妻を演じる優香「こんなすてきな剛太郎とどうして離婚したんだろう」
役どころについて、「共感できないところは、剛太郎に関してはないかな。優しいし、家族思いであると思うので、こうなれたらすごく良いよなと思える人だと思います。ただ、優しいがゆえに自分のことをなかなか決められないところは違うかもしれませんね」と自身との共通点などを語った玉木。
そんな剛太郎の離婚した元妻で、新聞記者の草壁佐和子(くさかべ・さわこ)を演じる優香は、自身の役に憧れると話しつつも「共感できないのは、こんなすてきな剛太郎とどうして離婚したんだろうって」とコメント。
これには「現場でもずっと喋ってるんです。なんで離婚したんだろうって」と大きく頷いた玉木。優香は「見ている方もそこは不思議になるのではないかと思いますけど、いろんな関係がありますよね」と話していた。
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発売日: 2023/10/04
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