新世代のガンダムシリーズとして人気を博した「SEEDシリーズ」最新作が、劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」として1月26日より全国公開され、公開3日間で興行収入10億円を達成するなど話題に上がっている。約20年の時を経て完全新作の続編となる本作の劇場公開を記念して、月刊ザテレビジョン3月号増刊ではキラ・ヤマト、アスラン・ザラ、シン・アスカの3名がレモンを持って表紙を飾っている。誌面ではキラ・ヤマト役の保志総一朗、アスラン・ザラ役の石田 彰、シン・アスカ役の鈴村健一に映画の見どころを聞くリレーインタビューを実施。今回は第2弾として、鈴村のインタビューをお届け。
敵役であっても抱えているものを知るとグッときてしまう
――『SEEDシリーズ』が巻き起こした当時のムーブメントは、今で言えば「【推しの子】」や「鬼滅の刃」に例えられるものだ。従来ファンの盛り上がりから女性層へと爆発的に火が点いていった。ヒットの要因に、鈴村はまず「王道ドラマ。メロドラマとしての魅力」を挙げてくれた。
「僕もまんまとハマった1人ですが、ジェットコースター感がすごい。山あり谷ありで、意外な方向に向かうストーリーに目が離せなくなっていくんですよね。王道で普遍的。だからこそ盛り上がるし、今観ても色褪せない。ロボットアニメだけど比重は人間ドラマなので、一度観始めるとキャラクターのことをどんどん好きになっていきますよね。敵役であっても抱えているものを知るとグッときてしまう。その中でメロドラマとしての恋愛要素がしっかり入っているから、女性からの支持が大きかったんだと思います」
『こういうのが観たいんだよね！』がかなっている感じ
――『FREEDOM』は「キラとラクスのドラマに注目」ということだが、シンはどんな活躍を見せてくれるのか？
「もう後半大活躍です。劇場でのお楽しみなので多くは言えませんが、シンの最大の見せ場をとにかく早く観てほしいですね。シンって、『DESTINY』では戦争のせいで本来の明るさが消えた感じになっていましたけど、今回は印象が全然違います。褒められたり、頼られたりしてうれしがっている様子がかわいくて、まあ元気です(笑)。キラ、アスランと共に戦う胸アツ展開。『SEED』からあるメロウさがこういうところでも発揮されていて、『こういうのが観たいんだよね！』がかなっている感じもしますね」
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