俳優の錦戸亮が2月13日、都内で行われた日英合作映画「コットンテール」特別先行上映舞台あいさつに共演のリリー・フランキー、木村多江、高梨臨、パトリック・ディキンソン監督と共に出席。錦戸がイギリスでの撮影を振り返った。
本作は東京と、イギリスで最も風光明媚(めいび)なリゾート地として名高いイングランド北西部に広がる湖水地方・ウィンダミアを舞台に、家族の愛と再生を紡ぎ上げたロードムービー仕立てのヒューマン・ドラマ。長年人生を共に歩んできた妻・明子(木村)に先立たれた兼三郎(リリー)は、明子の「イギリスのウィンダミア湖に遺灰を撒いてほしい」という最後の願いをかなえるため、長らく疎遠だった息子の慧(錦戸)とその妻・さつき(高梨)らとイギリスへ旅立つ。しかし、互いに長年のわだかまりを抱えた兼三郎と慧はことあるごとに衝突してしまう。さらに兼三郎には、慧に言えない明子とのもう一つの約束があった。
リリー・フランキー、錦戸亮にツッコミ
冒頭のあいさつで、錦戸は「今日はお寒い中ありがとうございます」と客席に感謝したが、リリーは「(今日は)17度もあるよ」とツッコミ。錦戸は「え、17度もあるんですか!?」と驚き、「じゃあ暖かい中、来られて良かったですね」と笑顔。続けて「結構前に撮影して、いつ公開されるんかなぁ？と思いながら過ごしていたときもあったので、今こうして皆さんの目の前に立てていることがすごくうれしいです」と喜びを口にした。
錦戸亮がイギリス撮影を振り返る
撮影に関して錦戸は「僕はお米が好きで、1合だけ炊ける炊飯器みたいなお弁当箱みたいなものがあるんですけど、それを持ち込んでいました」と回顧。夜に次の日の朝の食事を用意していたと話し、「朝に炊きたてを食べていました」と自炊をしていたことを明かした。
リリーは「昼に(錦戸が)おにぎりを握ってくるんですよ。時々俺とかパトリックにくれて。やってることほぼおかんに近い」と笑顔。パトリック監督も「おいしかった」とほほ笑み、錦戸は「(今日)作ってくればよかったなぁ、プレゼントすればよかった」と反応していた。
◆取材・文＝山田果奈映
