俳優の簡秀吉が2月19日、都内で行われたVシネクスト「仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング」の完成披露舞台あいさつに、共演の杢代和人、佐藤瑠雅、星乃夢奈、並木彩華、萩谷慧悟(7ORDER)、松永有紗、碓井将大、メガホンをとった坂本浩一監督とともに登壇した。
『仮面ライダーギーツ』の集大成が完成
2023年8月27日に最終回を迎えた大人気TVシリーズ「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系)では、仮面ライダーギーツらの奮闘により世界の平和が守られたが、本作では再び脅威が訪れた世界を舞台に、仮面ライダーギーツこと浮世英寿たちが、人類滅亡の元凶となる破壊神・ゴッドジャマトとの戦いを繰り広げる姿を描く。
本作を見終えたばかりの観客から温かい拍手と歓声を浴びた浮世英寿/仮面ライダーギーツを演じる簡は「みなさんどうでしたか?」と再び拍手を求めて周囲から突っ込まれつつ、「簡秀吉(かんひでよし)だけに感無量です」とにっこり。そして、この日を迎えた心境を聞かれると「本編が終わって久しぶりにこうやって『仮面ライダーギーツ』のファンのみなさんの前に立てるというのは幸せだなと感じていますし、Vシネクストが無事に完成して公開間近ということでホッとしています。たくさんの人に見ていただきたいなという思いでいっぱいです」と目を輝かせた。
続けて、本作で活躍するシーンが多いという吾妻道長/仮面ライダーバッファを演じる杢代は「今回W主演ということで…」と冗談を言い、戸惑う簡を横目に杢代は「今回、吾妻道長が鍵を握っているということで、僕の活躍をぜひ劇場でみなさんに見ていただけたらなと思います。何回も見て強化フォームのときの叫びを楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。
簡秀吉、単独撮影が多く共演者を羨む
また、『仮面ライダーギーツ』を1年間やり遂げた感想を聞かれた杢代は「この作品を撮っているときに、僕もそうですし、レギュラーキャストが成長したなって実感が湧きましたし、撮影をしていて最初は右も左もわからなかったんですけど、ちょっとずつ『もっとこうしよう』だとか、向上心みたいなものがあって、現場の雰囲気がすごく明るくて、撮影していて楽しかったです」としみじみと語り、「僕は坂本監督が大好きなので、坂本さんと一緒に最後作れて、個人的にうれしかったです」と声を弾ませると、坂本監督からも「僕も好きですよ」と声が飛び、杢代を喜ばせた。
そして、簡は「このVシネクストが『仮面ライダーギーツ』の集大成ということで、本編が終わってすぐの撮影だったんですけど、キャストとスタッフさんみんなで暑い中、気合を入れて撮った作品で、僕が言うのもあれなんですけど、撮影をしていてもみんな成長しているんだなって思いました」と感慨深げに語り、「僕は1人でやっていたので(他のキャストと撮影が)被ることはあまりなかったんですけど、みんないいね、3人でライダーキックとかできて」と口をとがらせて会場の笑いを誘いつつ、「1人が多かったんですけど、楽しい夏でした」と晴れやかな表情を浮かべた。
本作は3月8日(金)より期間限定上映、7月24日(水)にBlu-ray&DVDが発売される。
◆取材・文=風間直人