若者の口を伝ってピュアに発せられる熱いメッセージ
――ドラマ全体として「大人対若者」「SNS」「動画」といったテーマがありますが、そこに込めた狙いはなんでしょうか。
今回作品に携わっている中川(慎子)GPと、ドラマ「桜の塔」(2021年、テレビ朝日系)で、脚本の武藤将吾さんがご一緒したことがあり、その時は警察内部がテーマの大人のお話でした。武藤さんの脚本の良さの一つは、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(2019年、日本テレビ系)や「家族ゲーム」(2013年、フジテレビ系)、「クローズZERO」シリーズといった若者の口を伝ってピュアに発せられる熱いメッセージを描くところだと思います。そこで今回は、高校生を主人公とした作品をやろうということになりました。
今作でもそんな武藤さんが熱い思いを脚本に込めて下さっています。例えば昔は若者が大人に抵抗する術が限られていたと思いますが、今はSNSがあるので、高校生でも世界中にその声を発信できる。そういった今の仕組みを取り入れつつ、“変わらないものは変わらない”生きるうえで大切で普遍的なメッセージ性も大事にしています。
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