VFXで描かれる迫力の映像に改めて感服
海がテーマの「THE SWARM/ザ・スウォーム」においては、物語で重要な場面を担うのは当然海中のシーンとなる。だがその難易度たるや、建物や車を派手に爆発させるハリウッド式とはワケが違う。
同作はベルギーにあるヨーロッパ最大級の水中スタジオでおこなわれたカット以外、イタリアで撮影されたという。キャスト達を実際に流氷ひしめく北極海に連れていくことなどできないからだ。だが船上で北極海を臨みながら決意を新たにするシーンにも、潜水艇で海中へ飛び出すときも、違和感は一切ないほど自然なカットになっていた。
現代におけるVFXの進化はいまさら言及するまでもないが、そもそも映像化の難しいシーンが多い同作においては、改めて撮影技術の進化に感服させられるばかりだ。音楽や画作りの細部に神が宿っているのを感じる。
説得力ある迫力の映像と、心をかき乱す音楽。いよいよラストとなる次回第8話は、ストーリーだけでなくすべての演出が生み出す“体験”に期待したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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