<青春18×2 君へと続く道>清原果耶らキャスト陣が主演のシュー・グァンハンを大絶賛「本当に紳士的で優しい方でした」
「余命10年」「新聞記者」などの作品を手がけた藤井道人が監督・脚本を務める、最新作にして初の国際プロジェクト、日台合作映画「青春18×2 君へと続く道」が、5月3日(金)に公開される。この度、主演・シュー・グァンハンについて、藤井監督、W主演の一角を担う清原果耶に加え、道枝駿佑、黒木華ら共演者たちによるコメントが到着。あわせて、場面写真も解禁された。
主演に抜擢されたシュー・グァンハンとは
本作は、台湾のジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」が原作。国際的に活動する俳優・グァンハン演じるジミーと日本の若手実力派女優、清原演じるアミが、日本×台湾、18年前×現在を舞台に紡ぐ、切なくも美しいラブストーリーとなっている。
本作の主人公・ジミーを演じるのはシュー・グァンハン。本作では、日本人キャスト陣も語るその誠実さと演技力で、初恋に心躍らせる18歳の初々しさと、人生の酸いも甘いも噛みしめる大人の魅力を漂わせる36歳を演じ分ける。彼が出演するラブ・ミステリードラマ「時をかける愛」は、世界累積再生回数が10億回を記録。同作によって台湾のテレビ賞「電視金鐘奨」で最優秀主演男優賞にノミネートされたほか、韓国では、半年間で10社の広告モデルに起用される。
また、昨年公開され第96回米アカデミー賞国際長編映画賞部門の台湾代表にも選出され、台湾映画史上第7位となる興行収入3.6億台湾ドル(約16億円)を記録した映画「僕と幽霊が家族になった件」では主演を務め、スタジオジブリ最新作「君たちはどう生きるか」の台湾公開の吹き替え版では、菅田将暉演じるアオサギ役の声も担当している。
藤井監督&道枝駿佑&黒木華&清原果耶 コメント
今回のキャスティングについて藤井監督は「ジミーを誰にしようかと考えていた時に、台湾にいるほぼすべての知り合いが『シュー・グァンハンが、今すごいぞ』と言ってきたんです。そんなに言うならと会ってみたら、とてもナイスガイで。初めて会った時、彼は32歳だったんですけど、大人にも見えるし、すごく若くも見えた。この映画では、18歳と36歳のジミーが出てきますが、どちらも同じ人に演じてもらいたいという想いがあったので、彼にお願いしました」とコメント。
さらに「今回の撮影は日本パート→台湾パートの順番でしたし、監督もなかなかしつこいので(笑)。グァンハンは慣れない環境下でいつもと違うストレスがかかる中でのお芝居だったかと思います。でも本当におおらかに、かつ粘り強く付き合ってくれました。『監督が本当に納得できるものを撮るまで何回でも付き合うから、僕に気を遣わないでほしい』と言ってくれて、本当に有り難かったです」と語っている。
また、18歳の青年・幸次を演じた道枝は、グァンハンについて「現場で日本語が分からなかったりした際、お力になれたらいいなと思っていたのですが、僕の力なんて必要ないぐらい日本語がすごいお上手で、さすがだなと思いました!」と語っていた。
幸次に旅の休息地としておススメされたネットカフェで店員として働く由紀子を演じた黒木も、「母国語ではない言葉で気持ちを伝えることは難しいと思いますが、素直に演じられていて、とても素敵だなと感じました」と、日本語を使いこなしながら慣れない土地での撮影も難なく乗り越えるグァンハンの姿に感嘆した様子だった。
ジミーと共に青春の1ページを紡ぐバックパッカーのアミを演じた清原は、「初めてお会いしたときは、オーラが凄かったというか『スターの方だ!』と思いました。撮影のはじめから、積極的にコミュニケーションをとろうとしてくださって、本当に紳士的で優しい方でした。ちょっとした休憩の時も、椅子に私を先に座らせないと本人が座らないっていうくらい優しく気を遣ってくださる方でした。一方で、台湾パートで他のキャストの皆さんと揃った時には、いたずらっ子のように無邪気に笑ってらっしゃる瞬間もあって。お互いに言葉を教えたり教わったりしながら、コミュニケーションをとりました」と話した。
試写を鑑賞したマスコミ・関係者からも「同一人物とは思えなかった。」「ジミーがずっと心に残る」などの声があがっている。