「日本の文化でもある祭りを象徴した舞台に」
「『祭 GALA』というタイトルに込めた思い」について、宮舘は、「『祭』と書いていますけれども、外国語でお祭りのことをガーラというふうに言うんですけど、僕らの場合はこれをガラともじりまして、付けさせていただきました。日本の文化でもある祭りを象徴した舞台になっていくんじゃないかなと思います。そして、和と洋の融合を空想の中で実現させるという僕らの思いで付けさせていただきました」と熱く語る。
また、タイトルロゴには、3人それぞれの下の名前の頭文字、照の「ヒ」、辰哉の「タ」、涼太の「リ」の文字が刻み込まれている。宮舘は、「Snow Manのメンバーカラーでもあります、僕だったら赤、岩本だったら黄色、深澤だったら紫をロゴに入れさせていただいて、3人で『祭 GALA』という舞台をやらせていただくという決意表明でもありますね」とその由来を明かす。
続いて「各々の役割」について話題が及ぶと、振り付けを担当する岩本は、「振り付け、演出、構成、照明、ほぼほぼ僕は入らせてもらってるんですけど、どういう風に踊ったら面白いかなとか、どういう風に踊った方がより2人や他のキャストさんのエネルギーを見てくださる方に届けられるかなというのを頭の中で想像しながら振りを作っている最中」とコメント。
衣装を担当する宮舘は、「岩本が作る振り付けの世界観とか大勢のキャストさんとのバランスを取らせていただくのと同時に、オープニングの衣装を、世界的なファッションデザイナーでもありますコシノジュンコさんにお願いしまして、ド派手な衣装を作っていただくこととなりました。何回か打ち合わせとフィッティングをさせていただいて、今修正段階に入っている途中です」と明かした。
深澤は「僕は、差し入れ担当」と笑わせる。「僕たち3人は同じグループで常に一緒にやってますけど、キャストの皆さんには初めて会う方がいたりする中で、作品を作る上でスタッフさんとかキャストの皆さんとの絆みたいなものってやっぱり大事だなと思っていて。そのときに僕に何ができるんだろうと思ったときに、『これ差し入れだな』って。4日後ぐらいに1回ピザパーティーやります」と高らかに宣言し、これには宮舘も「初めて聞きましたね」と目を丸くしていた。
続けて深澤は、「本番だけじゃないなって。作品作りって、やっぱりリハーサルからみんなで気持ちを作っていかないといけないなと思っているので、そういうのを今回は私が差し入れ担当ということでやらせていただきます」とアピールした。
「ファンの皆さんにとってもきっと特別な場所」
メンバーが9人いるSnow Man。「そもそもこの3人で舞台をすることになった経緯」を問われると、深澤は、「それぞれがドラマだったりバラエティーだったりいろいろと活動する中で、『舞台ってやっぱり忘れられないよね』という話をしていたところにお話が来て…」と話し出す。
続けて、「やっぱり今こうやってお仕事をたくさんさせていただいていることは、本当にすごくありがたいなというふうに思うので、いろいろなことに120%で取り組んでいけたらいいなという気持ち。精いっぱいパフォーマンスします」と誓った。
そして、「新橋演舞場はやっぱり僕たちにとっても特別な場所だし、それこそ見に来てくださるファンの皆さんにとってもきっと特別な場所になっているのかなと思うと、こうやってまた改めて公演できてすごくうれしいです」と感慨深げな様子を見せた。
続いて、「『滝沢演舞城』時代から17年間続いた『滝沢歌舞伎』シリーズが終わって、その後を継ぐプレッシャーはあるか」「『祭 GALA』も4月の名物・恒例として今後も続けていきたい気持ちがあるか」との質問が飛ぶ。
岩本は、「プレッシャーは僕個人としては正直全く感じていないです。この作品はまだまだ初めてで、僕たちが描きたいことと、お客さんの心に本当に届くものが一致しているかどうかも分からない段階。でも、その試行錯誤している時間が楽しいよねとなるぐらい、3人とも、スタッフさんたちと笑顔で打ち合わせをさせてもらいながら進んでいっている作品なので、それが新橋演舞場でちゃんとお客さんに伝わったというのを感じたら、多分そこは欲が出てくるんじゃないかなというふうには思っています」と言及。
また、「新橋演舞場から始まったこの作品が、“いずれは海外に”という思いもそれぞれしっかり持たせてもらった上で、お祭りという日本の良さ・文化を海外に伝えていける作品に仕上げて育てていきたいなという思いを持ちながら、公演に臨みたいなと思っています」と覚悟をにじませた。
深澤は、「それこそ海外もそうですけど、やっぱり地方とかも行ったりして、より多くの人たちにこの『祭 GALA』という作品を見てもらえたらいいなと思います」と笑顔。
一方の宮舘は、「プレッシャーという部分では、全く感じていないというのはうそにはなってしまうとは思うのですが、この3人で作り上げる空想のものを実現させて、より多くの方に楽しんでいただくという気持ちは、今の段階では楽しみに変わっています。一歩を踏み出すのは労力のかかることだとは思うので、その労力をいかに自分の中で楽しめるかというのは、思っていることではありますね」と緊張感をのぞかせた。
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発売日: 2023/12/31
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