アニメーション映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」の前章が3月22日(金)に、後章が5月24日(金)に公開される。同作の「高校生限定試写会舞台挨拶」が3月18日に開催され、映画に声優として出演している幾田りらとあのが登壇した。
巨大な宇宙船が空に浮かんだ世界で青春を謳歌する少女たちの物語
同作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていた浅野いにおによる同名のコミックを映画化した作品。突如東京上空に巨大な宇宙船(通称「母艦」)が襲来し、世界は終わりを迎えるかにみえたが、そんな異常事態も次第に日常へと溶け込んでいき、大きな円盤が空に浮かんだ世界で、日々の青春を謳歌する少女たちの物語を描く。
幾田は、作中で登場する国民的まんが「イソベやん」を溺愛し、担任教師の渡良瀬に思いを寄せる小山門出役を、あのは、門出と小学生の時からの親友で戦争ゲームオタクの中川凰蘭(通称「おんたん」)役を演じている。
高校生限定試写会に幾田りらとあのが登場
主人公の門出やおんたんと年齢が近い高校生約100名が会場に詰めかける中、幾田とあのが笑顔で登場。「かわいい~!」などの黄色い声援&拍手喝采の中でイベントはスタートした。
100名の高校生を前にあのは「参加者みんなが高校生のイベントなんてなかなかない」と驚きを見せると、幾田も「みずみずしい。皆さんが制服を着ているので先生になった気分」とレアな体験に興味津々の様子。
また、原作コミックについて、幾田が「画力の迫力がすごい。母艦や建造物の細かいディティールの大迫力に心を奪われた。全体のストーリーのコントラストも刺激的で最後まで止まらずに読んだ」と絶賛すると、あのも「セリフから浅野先生の言葉の力を感じて、読んでいて感情がぐちゃぐちゃになる様がぼくの好みで最後まで楽しく読んだ」とコメントした。
幾田・あの共に本作が初主演で、あのは声の演技自体が初挑戦。アフレコ収録について幾田が「自分ではない誰かの人生をアニメの中でその人として生きるのは楽しかった」と振り返ると、あのは「普段ぼくは早口に慣れていないのでセリフを何度も噛んだ。でもやっていくうちにそれが楽しくなって、気持ちがいいセリフも多かった。自分の成長も感じられた」と手応えを覗かせた。