俳優の吉柳咲良が、3月23日に都内で「吉柳咲良 1st写真集『Only』」(講談社)の発売記念イベントを開催した。
同作品は、台湾を舞台に吉柳の10代最後の瞬間と閉じ込めた一冊。夜市、ホテル、ビーチ、廃墟、森、街並みなど、さまざまなシチュエーションで、少女から大人へ変わりゆくかけがえのない瞬間を切り取っており、吉柳の個性がギュっと詰まっている。
吉柳咲良「もうちょっと引き締めて格好よく水着を着こなせるように」
イベント前に行われた囲み会見に登場した吉柳は、「何もかもが初めて尽くしの旅を撮っていただいているので、いろいろな姿を皆さんに見ていただけるんじゃないかと思うと、すごくわくわくしています」とにっこり。
さらに、「すごくたくさんの衣装を着させてもらって、普段だったら着ないだろうなっていう物とかもたくさん着たので、いろいろな私を見ていただけたらいいなと思っております」とアピール。
また、周囲の反応について「家族は結構ニヤニヤして、『こういうのあんまり見ることないから』って言ってました(笑)。友達もみんな買ってくれていて、『もう見たよ』っていう子もいれば、『ちょっと置いてる。ドキドキして見られないから』って言ってくれている子もいて、みんな今回の写真集の発売を喜んでくれていてうれしかったです」と明かした。
ほか、水着撮影に備えた事前準備について「『もうちょっと引き締めて格好良く水着を着こなせるようにしたいな』と思ったので、ジュースとかお菓子を止めて、とりあえず筋トレから始めました。その時期は毎日ちゃんとご飯を食べて、筋トレとストレッチは必ずやるようにしていました」と回顧。
趣里の歌唱シーンを見て作り上げた水城アユミ役
そんな中、連続テレビ小説「ブギウギ」(毎週月曜～土曜、朝8:00～8:15ほか、NHK総合ほか)での水城アユミ役が話題となっていることについて聞かれた吉柳は「本当に大きな反響を頂いて、たくさんの方からコメントを頂いたり、友達や家族もみんな見てくれました」と明かす。
また、「すごく難しい役だったので、皆さんがこの子のことをどういうふうに捉えて、どういうふうな感想を持つんだろうって、すごくわくわくしていたので、いろんな意見があってすごくうれしかったですし、やっとお披露目できたという安心感がありました」と述懐。
加えて、「『ラッパと娘』(の歌唱)に関しては、笠置シヅ子さんの歌をたくさん聴いて練習して、どういう感じで歌っているのかをすごく研究したのですが、そっちよりも福来スズ子さんとして趣里さんが歌っている方をたくさん見るようにしました」と振り返る。
さらに、「水城アユミっていう人物がどれだけ福来スズ子を見て憧れてきたかが分かったらいいなと思っていたので、趣里さんが歌っているところを何回も見て、要所要所で同じ振り付けが入っているんですけど、(演出が)『それ以外は全部、自由に踊るというより暴れ狂ってください』っていう感じだったので、“この子は止められない”というくらいの圧倒される力みたいなものが見せられたらいいなと思っていたので、“楽しく”っていうよりは“音楽にとりつかれている”みたいなイメージでやることを意識していました」と打ち明けた。
◆取材・文＝原田健
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