長澤まさみ、女優業の苦悩明かす「最近ようやく好きだなって感じられるように」
女優の長澤まさみが、発売中のメンズファッション&ライフスタイル誌「OCEANS」2017年10月号の「#TATERUガールズ ~君のいる部屋~」と題した連載に登場。誰の目にも順風満帆に見える女優業について、10代の頃は思い悩むことがあったことを吐露している。
本連載は、毎回旬の女優やタレントが登場し、彼女たちの飾らない日常の姿を撮り下ろしたもので、第1回より戸田恵梨香、有村架純、水川あさみ、佐々木希、広末涼子といった今をときめく豪華出演者陣が誌面を飾ってきた。
2000年に第5回「東宝シンデレラ」オーディション グランプリを受賞し、同年公開の映画「クロスファイア」で映画デビューを飾るなど、早々に“実践”経験を積んできた長澤。
2003年には「ロボコン」で初主演、同作で第27回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞し、2004年には“セカチュー”の愛称でヒットを記録した「世界の中心で、愛をさけぶ」で、第28回日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞・話題賞など、数々の賞を受賞してきた。
一見、順調そのものの女優業を歩んできたように見えるが、長澤は「10代の頃とかは女優という仕事について悩むこともありましたけど、最近になってようやく好きだなって感じられるようになってきました」と語っている。
その支えとして名匠たちとの“出会い”をポイントに挙げ、「これまで素晴らしい監督たちと出会えて、私は生かされたんだなって思いますし、自分の人生が大きく変わったので、人との出会いは大きかったですね」と、人生が大きく変わったことを明かす。
ことしは3月に日本語吹き替え声優を務めた「SING/シング」が公開されたほか、5月には降旗康男監督の「追憶」、7月14日より公開中の福田雄一監督「銀魂」に加え、9月9日公開の「散歩する侵略者」では黒沢清監督とタッグを組む。
第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作品でもある「散歩する侵略者」の魅力について、長澤は「“ふわっと”感じるような、すごく自分が好きな世界観のお話、リアルな中にもファンタジーがある作品」と独特の表現で評す。
さらに「演じられてとてもうれしかった」と同作に出演できた喜びも語っている。
リラックスムードで散歩しながら行われた撮影にて撮り下ろされた、長澤の圧倒的な存在感を示す写真を見れば、思わず散歩したくなる人も増えるかも。
発売中 780円(税込)
出版社:株式会社ライトハウスメディア