個性的な登場人物と実力派俳優たちによる怪演に注目
様々な魅力が詰まった「ペントハウス」では、個性的なキャラクターや、キャストたちの怪演ぶりも本作の見どころの一つになっている。
例えばヘラパレスの頂点・ペントハウス(100階)に住んでいるスリョンの夫・ダンテは、建設会社の代表で、ヘラパレスの圧倒的権力者として登場する。物語が進むとより詳細にわかってくるが、かなり利己的でサイコパスな一面があり、まれに家庭内暴力も…。終始“悪”を貫くダンテを演じるオム・ギジュンは役によってイメージが変わる、いわゆる“カメレオン俳優”。誠実な紳士役を演じる際は、ダンテの面影が全くないのだ。
またヘラパレスに住む子供たちもなかなか癖が強い。ダンテの子供で双子の兄妹、ソクフン(キム・ヨンデ)とソッキョン(ハン・ジヒョン)はお互いを信頼し合っており、特に妹のソッキョンはソクフンに対し異常と言えるほど愛情深い。しかし2人ともダンテ譲りの冷酷な一面があり、ユニの娘・ロナ(キム・ヒョンス)や家庭教師にきつく当たるシーンが多い。ダンテ同様、人を陥れる際の執着心が異常で、その言動は学生らしからぬ時すらあり、思わず目を覆いたくなるほどだ。
金持ちがゆえにわがまま放題に育った2人だが、意外にも視聴者からの人気は高く、ネット上では「ソクフンは最初の頃と比べてだいぶ印象が変わった」「ソッキョンの気持ち考えると、悪事もなんとなく許せる」といった声が続出。物語が進むにつれて明らかになっていく“家族の秘密”によって、2人に対する印象も変わっていくようだ。
一方で、ユニの娘・ロナは自分の才能を信じてひたむきに努力する人物。いじめられても決してへこたれることなく、真っすぐ立ち向かっていく姿が描かれるため、彼女の姿には胸を打たれるものがある。
このように、個性的な登場人物が確かな演技力を持ったキャストたちによって演じられている「ペントハウス」シリーズ。徐々に各人物たちの本性がむき出しになり、感情を爆発するシーンはハラハラしながらもどこかスカッとする。多くの欲望が渦巻く中、過激なストーリー展開とキャスト陣の怪演で見る者を魅了する本作は、韓国の歴史に名を刻んだサスペンスドラマと言えるだろう。
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