吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第14回「星落ちてなお」が4月7日に放送され、ファーストサマーウイカ演じるききょう(のちの清少納言)が久々に登場。相変わらずの強気キャラで視聴者の注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
「ただのにぎやかしですわ。あほらしい」
「源氏物語」を生み出した平安時代の女流作家・紫式部の人生を描く「光る君へ」。人気脚本家・大石静氏が脚本を務め、主人公・紫式部こと“まひろ”を吉高が、彼女の生涯の“ソウルメート”となっていく藤原道長を柄本佑が演じている。第14回では、道長の父で政権を握っていた藤原兼家(段田安則)が逝去し、長男の道隆(井浦新)が摂政として独裁を始める展開が描かれた。
道隆の力が増す中、道隆の息子・17歳の伊周(三浦翔平)にふさわしい姫を探すための“和歌の会”が開かれ、お目当ての姫君たちに加え、まひろとききょうもその場に呼ばれた。“打きゅうの会”以来、久々に顔を合わせたききょうは「今日もおそらく伊周さまの妻選び。私たちはただのにぎやかしですわ。あほらしい」とバッサリ。
その後、まひろを訪ねて現れ、「先日の和歌の会はつまらぬものでございましたわね。あのような姫たちが、私は一番嫌いでございます」と、ここでもまひろが思わず「そこまでおっしゃらなくても…」とたじろぐほどの切れ味鋭い毒舌ぶりを披露した。
毒舌ききょうに「鮮やかに清少納言」の声
一方で、ききょうがまひろに「私は、宮中に女房として出仕して、広く世の中を知りたいと思っておりますの」「私は、私のために生きたいのです」と、胸の内で燃えたぎる“志”を打ち明ける場面も。やがて一条帝の中宮・定子(高畑充希)に女房として仕え、清少納言の名を賜り「枕草子」を書いて評判を呼ぶことになる、ききょう。そんな彼女の華々しい未来を存分に予感させるキャラクター造形に、視聴者からも好感の声が続出した。