“くる恋”は「ただのラブコメじゃないところが面白い」
――台本を読んでみての感想を教えてください。
“火曜夜10時”ということでラブコメ作品が多い印象だったのですが、今回のくる恋も胸キュンな要素もあるんですけど、謎が多い台本。原作もないので、台本をいただくたびにドキドキしながら読んでいます。主人公が記憶喪失という設定があることによって、世界がガラリと変わったりと、ただのラブコメじゃないところが面白いなと思います。
――主演ということでせりふ量も多いと思いますが、覚えるのに苦労されていませんか?
せりふ覚えはすごく速くて、これだけは特技にしたいと思っています。まことはたくさんしゃべるのですが、割と覚えやすいかもしれません。ちなみに、せりふ覚えは家ではなく、絶対に外でやるというのがマイルールです!
――主演として現場で意識していることはありますか?
“楽しい現場にできるように”ということを目標に現場に入ったのですが、最初から皆さんとても明るく、スタッフの方々も温かい方ばかりで。
座長らしいことはまだできていないのですが、雰囲気が良い現場なので、その雰囲気の良さが画面から伝わるんじゃないかなと思います!
――共演者の方とは現場でどのようなお話をされていますか?
先日やっと公太郎、朝日、律とのシーンがあって、初めて4人で話したのですが、どうやったらもっと距離が近くなるのかを考えた結果、あだ名で呼び合うことになりました(笑)。
皆さんから「めるるっていうあだ名があって良いよね」と言っていただいたので、あだ名をつけようという流れになって。
瀬戸さんは「こじじ」、宮世さんはまだ定まっていないので仮で「りゅびび」、神尾さんは甘いものがお好きらしいので「ふーさん」にしよう、となりました(笑)。
――まことを演じていて、尊敬するなと感じる部分はありますか?
監督と話し合ったときに「まことは記憶喪失になってしまうのだけれど、そこを引きずり過ぎないようにしよう」ということは決めていて。“しょうがないから前を向くしかない!”と切り替えて、自分探しの旅に出るまことは芯があってかっこ良いなと思います。
――逆に自分とは違うなと感じる一面は?
記憶がなくなる前のまことはすごく器用で、周囲に対して演じている部分があったのですが、(私は)人によってあんなに器用に演じ分けられないです。正直な性格なのでうそがつけないですし、それがコンプレックスでもあるので…まことは器用だなと思います。