同い年の29歳・七苗は「応援したくなるキャラクター」
——大庭七苗をどのようなキャラクターと捉えて演じていますか?
七苗はしっかり者の次女。いろいろなことに悩んで焦っていますが、いつも一生懸命なので「頑張れ、七苗!」と応援したくなるキャラクターです。
将来への不安など、彼女の心情も同じ29歳として理解できますし、共感できる部分もたくさんあって。演じていると「自分に言われているんじゃないか」と思うぐらいグサグサと胸に刺さるセリフが多いので、自然体でお芝居をすることができます。
——特に共感するのはどんなところですか?
七苗が、自分には何があるのか…と吐露するシーンが1話にあるのですが、私もそう考えて苦しくなることがあります。七苗みたいに、ふとした瞬間に寂しくなったり、切なくなったり、不安になったり。
——新井プロデューサーに七苗の衣装について話を聞いたとき、「“大人春奈”にしたい」とおっしゃっていました。
衣装合わせのときから、背伸びしているとまでは言いませんが、たしかに大人っぽいなぁと感じていました(笑)。七苗は仕事ができるので、モノトーンの衣装がとても合っていると思います。1話はパーティーシーンの落ち着いた衣装が多く、特にそう思うのかもしれませんが(笑)。個人的には1話のラストシーン、桜満開の中で着ていた衣装が好きです。
——撮影現場では姉妹役の木南さんや畑さんと、よく談笑していると聞いています。
3人集まってよく話をしています(笑)。撮影でいつも一緒にいるというのもありますし、同じチームで団結力が強まっている、というのもあるかもしれません。
でも、木南さんとも畑さんとも本当の姉妹のように、気をつかう必要もなくいい関係が築けているんじゃないでしょうか。それがお芝居の中でも出ているといいですね。
——初対面から打ち解けられたのですね。
はい(笑)。初日の撮影から、木南さんや畑さんとは壁もなく話せて、今では一緒にご飯を食べに行く約束をしています。
また、SNSで情報をシェアしたり。誰かが撮影でいないときでもSNSでメッセージを送り合っていますし、みんなで松下(洸平)さんのライブへも行きました。撮影中も私たち3人は、本番ギリギリまでおしゃべりをしています(笑)。
——撮影で特に印象に残っているシーンはありますか?
1話のラストシーン。桜の開花タイミングをはかっていたので、ギリギリまで撮影が延びてしまったのですが、素晴らしい絵が撮れたと思います。
コウタロウとのロマンチックなシーンは、桜がとてもきれいです。こんな素晴らしいロケーションにはめったに巡り合えないので、撮影の合間に写真を撮りまくっていました(笑)。