「責任とプレッシャーを感じました」
作品のオファーが来たときのことについて聞かれると、「最初は、マネジャーから『ピアノどれくらいできるの?』って聞かれて、ふわっとしたオファーだったので、僕は『独学でこんなもんしかできません』って素直にお返事して。次に『ピアノの音大生の物語で、映画が来てるんだけどどうですか?』とマネジャーから改めて来たので、二段階オファーのような感じでした」と回顧。
続けて「僕は一応自分の力量を伝えた上で、これだけ大変なクラシックの演奏がある役をオファーしていただいたので、僕なりにしっかりと務めなきゃいけないという責任とプレッシャーを、いろいろ感じました」と口にした。
ピアノの演奏は「本当に追われていました」
さらに、本作のオファーの段階で映像の仕事が久しぶりだったと言い、「今はいろいろとドラマなどやらさせてもらっているんですけど、その時点ではまだ決まっていなかったので、ただただ震えていました。どうなるかなっていう不安もありました」と素直な気持ちを吐露。
ピアノの演奏については「琴音ちゃんはピアノ経験者で、僕は独学だったので、スキル・経験の違いはめちゃくちゃありましたし、課題曲も多かったので、本当に追われていました」と苦労したことを告白した。
本来、せりふだけでも大変だと言い「プラス演奏という部分で。寝てしまうと次の日が来てしまうので、とにかく寝るまでにどれだけ練習できるかだなって感じで。現場でもそうですし、帰ってからもやっていました」と練習を振り返った。
映画「言えない秘密」は6月28日(金)から全国で公開。
◆取材・文=山田果奈映
SME
発売日: 2024/07/10