舞を冷静にいさめる昇仙峡と、それでも突き進む舞の対比に注目
すると、その場に昇仙峡が現われた。紀本の命令で、四谷支店がなぜ不祥事に気付けなかったのかを別途調査していたのだ。
舞は手柄を褒められると思ったようだが、「正義を振りかざして、いい気になるのも大概になさい」とピシャリ。そして、産業中央銀行に許可なく訪問したことを指摘し、「あなたの正義が、この銀行の求めている正義と一致するとは限らないということを覚えておきなさい」と告げた。
舞らの東京第一銀行と産業中央銀行は、水面下で合併による覇権争いがあり、紀本は敏感になっていた。臨店班の行動で不利な状況に追い込まれることを危惧する紀本は、「我々の使命を阻害する者は、徹底的に排除しろ。たとえそれが行内の者であっても」と昇仙峡に命じた。
紀本の命を受けつつ、前回描かれたように舞と似ているという亡き恋人のことが胸の中にある昇仙峡。舞への忠告はおそらく心配するあまりのこと。
そんな昇仙峡の本心にまだ気付かず、「腐った銀行を私が変えてやります!」と士気を高めて突き進もうとする舞の姿に力強さを感じるばかりだが、これからの展開は昇仙峡がどう行動するかも大きいだろう。
SNSには「きっと昇仙峡は舞を守ろうとしている」「最後に舞ちゃんの味方になってくれそう」「舞ちゃん命知らずにもほどがあるから昇仙峡さんが言ってくれて安心した」といった声が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部