![「トワイライトゾーン/超次元の体験」より](https://thetv.jp/i/nw/1200972/13135909.jpg?w=1284)
監督&主演陣の新たな一面もチェック
ここからは監督と主演俳優の関連作を見ていこう。まずは『マッドマックス』の生みの親であり、シリーズを通じて監督を務めるジョージ・ミラー。『マッドマックス』で長編映画デビューを果たしているだけに、やっぱり過激な作品が多いのかと思いきや、じつはそうではない。ドタバタコメディーの『ベイブ/都会へ行く』(1998年公開)や、皇帝ペンギンの大冒険を描いたフルCGアニメ映画『ハッピー フィート』(2006年)など、ハートフルな作品も手がけており、その引き出しの多さは驚嘆に値する。今回「ムービープラス」で放送するミラー監督作品は『トワイライトゾーン/超次元の体験』(1983年公開)と『イーストウィックの魔女たち』(1987年公開)の2作品。『トワイライトゾーン/超次元の体験』はスティーヴン・スピルバーグら若手4人の監督によるオムニバス映画で、ミラー監督は第四話の「二万フィートの戦慄」を監督。飛行機恐怖症の男が嵐に揺れる旅客機で怪物と出会うストーリーで、リチャード・マシスンの短篇を元にしたホラーサスペンス。『イーストウィックの魔女たち』はジョン・アップダイクの同名小説を原作とした奇想天外なセクシャル・コメディで、天使と悪魔のビジュアルは、ミラー監督お得意のSFXが満載。どちらの作品も、ミラー監督の新たな一面を感じることができるだろう。
続いては、『フュリオサ』の主演を務めるアニャ・テイラー=ジョイとクリス・ヘムズワースの二人の関連作を見ていこう。テイラー=ジョイは『ウィッチ』(2016年公開)のトマシン役で注目され、M・ナイト・シャマラン監督のサイコスリラー映画『スプリット』(2017年)で人気を確立したトップ俳優。今回「ムービープラス」で放送する『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』(2019年公開)では天才科学者であるキュリー夫人の娘で、聡明なイレーヌ・ジョリオ=キュリーを演じている。一方、ヘムズワースは『マイティ・ソー』(2011年公開)で主人公のソーを演じ一躍有名となった、ヒーロー役が似合うイケメン俳優。「ムービープラス」で放送する『白鯨との闘い』(2015年)では、過酷な漂流生活でやせ衰えていく主人公を演じている。テイラー=ジョイもヘムズワースのどちらも、『フュリオサ』とはまったく異なる新鮮な役柄と演技を披露しているので、ぜひチェックしてほしいところだ。
いかがだっただろうか。「ムービープラス」の『フュリオサ』公開記念特集を通じて、改めて『マッドマックス』シリーズの魅力と監督&俳優陣の魅力を感じ取ってみてほしい。
◆文/岡本大介
![「白鯨との闘い」より](https://thetv.jp/i/nw/1200972/13135912.jpg?w=1284)
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