戸塚純貴“小栗”の一途な思いに、伊原六花“優香”が涙「分かるまで言い続けます!好きです!」<肝臓を奪われた妻>
これまでの放送では――
一人テーブルにつき、るり子からの離婚届を見つめる光星(桐山)。暗い部屋の中、彼の瞳には、その悲しい過去と秘密が映し出されていた。
数年前、日本屈指の財閥・安藤グループのご令嬢・るり子(水崎)と付き合い始めた光星。母・聖子(櫻井)と妹・弘子(加藤)のためにも、なんとしても玉の輿にのり地位も名声も手に入れなくてはならない。そして順風満帆な人生を…そう思っていた矢先、母・聖子が倒れ、重い肝臓の病気だとわかった。
移植をしなければ、ママは死ぬ。光星の脳裏には、幼き頃の寂しい記憶が蘇っていた。「神様は不公平だ。何も与えてくれないくせに、奪うことばかりする」たまたま入った店で酒を煽り酔いつぶれる光星。そんな彼を優しく介抱してくれたのがその店の店員、優香(伊原)だった。清廉潔白な優香に心惹かれながらも、光星の心にはどす黒い感情が生まれ始めていた。これは中村光星が"奪う"側になるまでの物語…。
第10話では――
「子どもにとって、どっちがいいかーよく考えろ、母親だろ」肝臓を奪った宿敵、そして結人(近江晃成)の実の父親・光星(桐山)から母親としての選択を迫られる優香(伊原)。
このまま中村家への復讐を続けるのか、それとも息子・結人の未来のために光星と一緒になるのか。復讐のために"奪ってきた"自分が、今度は結人から"実の父親も奪ってしまう"かもしれない...。思い詰めた優香は、自分を見失ってしまう。
そんな中、優香と連絡が取れず、悶々とする井川(田村健太郎)のもとに探偵(飯田基祐)が現れ、ある話を持ちかける。そして、そんな井川が自分にとって大切な存在になっていたことに気づき始めた弘子(加藤千尋)は不器用ながらも自分を変えていこうとしていたが...。
――という物語が描かれる。