逃げた丘十郎を樽にかくまってくれたのは…
そんな中、丘十郎は芹沢(三浦)から豪商・鵺野(渡辺いっけい)の屋敷に手紙を届けるよう頼まれ、一人街へと向かう。その際、裏道を急ぐ壬生浪士組のある男の姿を見かけた丘十郎が不審に思っていると、倒幕派の者たちに囲まれる。
丘十郎は稽古の成果を発揮して剣で応戦するが、多勢に無勢で劣勢となる。隙をついて逃げた丘十郎が隠れていると、突然何者かに腕をつかまれて大きな樽のなかに入れられてふたを被される。それは以前にもピンチを救ってくれた謎の男であり、男は樽の前に立って丘十郎をかくまってくれたのだった。
丘十郎の剣の腕が上がったことが見て取れて感心させられるのと同時に、絶体絶命のピンチにドキドキひやひやさせられた。また、謎の男の正体と目的が不明のままだが、丘十郎を救うスマートなふるまいがかっこよくてしびれた。
◆構成・文=牧島史佳
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