川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の最終回となる第10話が6月21日に放送。仕事に恋に駆け抜けた“9ボーダー”七苗(川口)の29歳ラストイヤー。30歳の誕生日を迎えたラストの展開が反響を呼び、タイトルがトレンド入りした。(以下、ネタバレを含みます)
“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描く
同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。
主人公の29歳の次女・大庭七苗(なな)を川口、39歳の長女・成澤六月(むつき)を木南晴夏、19歳の三女・大庭八海(はつみ)を畑芽育が演じる。
また、3姉妹の“3L”に大きく関わる人物として、物語のキーマンとなるコウタロウを松下洸平、六月が所長を務める会計事務所にやってくる自由奔放な新人公認会計士・松嶋朔を井之脇海、七苗と同い年で幼なじみの高木陽太を木戸大聖が扮(ふん)する。
七苗とコウタロウが対立!?
第1話で、29歳という“9ボーダー”としての抱負を「幸せになりたいな」と明かしていた七苗。仕事では当時勤めていた会社を辞め、家業の銭湯・おおば湯を盛り立てていくことに。一方、恋は記憶が全て戻らないまま本名の“芝田悠斗”として神戸で生きていくことを決めたコウタロウと別れることになった。果たして七苗は“幸せ”になることができるのかが、最終回の大きな焦点だった。
七苗の主導でリニューアルしたおおば湯だが、元々の銭湯とサウナは好評だったが、酵素風呂と飲食部門が低調で、集客が伸びず悩んでいた。そんなとき、街の再開発計画で、おおば湯を含む商店街が丸ごと立ち退きを要請される事態に。しかも、それはコウタロウの会社のプロジェクトだった。
商店街の人々がそれぞれの事情によって反対派と賛成派に分かれるなか、七苗も陽太も反対派。出張で東京に来てあつ子(YOU)の店に顔を出したコウタロウに七苗は「この街も、商店街も、おおば湯も、必ず守って見せます」と宣言した。
記憶を失ったコウタロウと出会い、恋をした街と商店街を舞台に、立場的に対立してしまう七苗とコウタロウの姿が切ない。
TCエンタテインメント
発売日: 2024/10/11