山本耕史コメント
キラーT細胞を演じているというよりは、一人の戦士を演じているつもりではいるんですが、関係性が面白いですよね。NK細胞は単体で動き回る。キラーT細胞は指令が出ないと出動できない。白血球、赤血球はこういう働きをしているとか…血小板しかり、それぞれの役割があるから面白いですよね。今回の役は体を鍛える感じのキャラクターで、僕も鍛えるのが好きだから、ありがたいなと思いました。白血球役のオファーが来ていたらもっと細くしなきゃいけないじゃないですか。だからキラーT細胞で納得しました。
武内監督とは久しぶりではあるんですけど、すごく安心感がありました。武内監督は自分の要求がはっきりしているので、それは嬉しかったですね。「もうちょっとこうして!」と投げかけてくれるから、ちゃんと武内監督のものになるんだろうなというのがすごく伝わります。錚々たるメンバーの中に自分も混ぜていただいて本当に光栄です。あそこのシーンはどうなっているんだろうっていう興味がすごいある作品、本当に出来上がりが楽しみですね。
仲里依紗コメント
初めての「細胞役」をどう演じていけるのか、という未知にとてもワクワクしていました。今作は体の中で起こっている細胞同士の反応をアクションとして表現しているのですが、ここまで激しいアクションシーンに参加することも、私の体史上、初めての経験でした。次々と襲いかかってくる筋肉痛に体も悲鳴をあげていましたが、「私の中の細胞も頑張っているんだ!」と私と私の細胞を私が励ましながら撮影に臨みました(笑)。
共演者、スタッフ、そしてアクションシーンを指導して下さった皆様のお力添えもあり、とてもカッコイイ、実写版NK細胞を演じることができたのではと思っております。子どもから大人まで、楽しく、ときには感動しながら、細胞のはたらきを学べる作品になっていますので、公開を楽しみにお待ち下さい。