![後輩社員ネコのまさかの言葉に表情を失うイヌ](https://thetv.jp/i/nw/1210525/13368251.jpg?w=1284)
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コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのはSNSで創作漫画を公開している、ろふさんの「徐々に話のレベルが加速し、置いていかれる犬」だ。
同作はサラリーマンとして働く、擬人化したイヌとネコによるショート漫画。ろふさんのX(旧Twitter)にポストされると、シュールな展開が人気を博して1.6万もの「いいね」を獲得している。そこで作者のろふさんに、同作を手がけたきっかけやこだわりなどについて話を伺った。
会社内の気まずい瞬間に取ったネコの意外な行動
![『徐々に話のレベルが加速し、置いていかれる犬』(1/4)](https://thetv.jp/i/nw/1210525/13368252.jpg?w=1284)
一般社員のイヌは、明らかに疲れが溜まっていそうな後輩のネコに「疲れてそうだね」「若手研修が大変だった?」と心配して声をかける。ネコは「あっそんなことは…」「タメになりました」と応えるも、「でも周り 知らない人ばっかで」と素直な感想を述べた。
その言葉を受け取って「見知らぬ人に囲まれて疲れたんだ」と察するイヌ。さらに社交的に見えるネコは、知らない人に気を使ううえに人見知りなところもあるため、イヌは「僕とは遠いタイプだと思ってたけど 意外と近くを走ってるのかも」と心の中で思っていた。
2人の会話は続き、ネコが昼休みに起こった出来事について喋り始める。みんなが黙々と昼食を食べていて静まり返っていた時、唐突に音楽が流れ始めたとのこと。沈黙の中、曲だけが流れるという気まずい雰囲気になり、イヌもその状況を聞いて「うわあ、気まずいねえ」と返す。特にオチのない日常の話かと思いきや、ネコは「もう気まずすぎてハモりました」と予想外の返答をして…。
ネコの積極性が垣間見えるラストの展開に対し、読者からは「イヌと性格が違いすぎて笑った」「ネコのノリを見習いたい」など好評の声が寄せられている。
会社員×動物で“リアルさ”を緩和
![『徐々に話のレベルが加速し、置いていかれる犬』(2/4)](https://thetv.jp/i/nw/1210525/13368253.jpg?w=1284)
――そもそもの質問になって恐縮ですが、動物キャラによる漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
動物のキャラクターがしゃべったりするのが好きというのが1番の理由です!あとは、会社員というテーマがリアルすぎるので、動物のキャラクターにすることでリアルさを減らしたかったというのもあります。
――『徐々に話のレベルが加速し、置いていかれる犬』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ネコとイヌの差を描きたくて考えた漫画です。社交の方法や速度が違いすぎる相手に感じる距離を漫画にしたかったというのもあります。
――『徐々に話のレベルが加速し、置いていかれる犬』を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
2人の差を速度で表すと面白いかなと思い、レースに例えてみたところです。
――『徐々に話のレベルが加速し、置いていかれる犬』で、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
イヌの表情が変わっていくところが気に入っています。セリフを使わずとも、彼の感情がちゃんとみなさんに伝わったようで嬉しかったからです。
――ろふさんの作品は短いながらもインパクトを残す展開が多いように感じますが、ひとつひとつ作品を手がける際に意識しているポイントを教えてください。
気にしているポイントはたくさんあるのですが、「この表現で伝わるかどうか」はいつも気をつけています。伝わらなくて笑ってもらえなかったりしたら悲しいので…。ちょっとイメージがつきづらいかな、と思う場合は、横に補足的な絵を描いたりします。
――今後の展望や目標をお教えください。
漫画を描く生活を長く続けていきたいです。仕事や私生活も変化していきますが、描ける限り描いていたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
読んでくださる方がいることが一番のモチベーションです。電子書籍を買ってくださった方、感想を書いてくれた方も、ありがとうございます!これからも『くよくよ犬』は続きますので、また読みに来てもらえたら嬉しいです!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。