映画「聲の形」で監督を務めた山田尚子最新作「きみの色」が8月30日より全国公開された。本作の全国公開に伴い、新海誠、松岡茉優、荒木哲郎、久野遥子、瀬古浩司、日笠陽子、ヒナタカ、マキロらからコメントが到着した。
長年タッグを組んできた製作陣で送る今作
2017年アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門に入選、興行としても23億円を記録した山田が監督を務める「映画 聲の形」。そんな山田監督の待望の最新作となる完全オリジナル長編アニメーション映画「きみの色」が上映中。
今作で脚本を務めるのは、スタジオジブリや、京都アニメーションの数々の作品を手掛け、山田監督とは「けいおん!」シリーズ以降、幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽は映画「聲の形」「リズと青い鳥」など山田監督作品のほか、「チェンソーマン」のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。
声の出演には、日暮トツ子役に鈴川紗由、作永きみ役に高石あかり、影平ルイ役に木戸大聖と、若手俳優たちが参加。3人を導くシスター日吉子役を新垣結衣が務める。
また本作は、映画レビューサイト「Filmarks」で8月26日-9月1日公開映画の初日満足度ランキングで3位に入るなど、好スタート切った。またSNS上では、「何かに真っ直ぐ頑張ってる人の姿って素敵。みんな頑張れって応援したくなる!」「観た後、気持ちがフワッと軽くなって息がしやすくなってるのを感じた。きっとみなさん一人ひとりにも寄り添ってくれる映画だと思う」といった感想が上がっている。
映画「きみの色」ストーリー
わたしが惹かれるのは、あなたの「色」。高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。
学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。
バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。