10月7日(土)に放送されるスペシャルドラマ「父、ノブナガ。」(昼2:00-3:24、TBS系)で主演を務める田辺誠一が、番組の見どころや岐阜での撮影の裏話などを語った。
本作では、万年平社員の一夫(田辺誠一)がひょんなことから織田信長(竹中直人)に憑依(ひょうい)され、介護問題や家族の問題、会社の一大プロジェクトなど、現代社会で起きるさまざまな問題に立ち向かう姿を描く。
どうしても「残忍」「無慈悲」「無鉄砲者」といったイメージがつきまとう信長にも実は、時には「優しく」、時には「緻密な」一面があった。本作では、史実に基づきながら、信長のそんな“意外な一面”が物語の随所に盛り込まれている。
ロケは岐阜で行われ、信長とゆかりのある岐阜城でも撮影が行われた。
主人公・一夫を演じる田辺は作品について「歴史人物が乗り移るという、なかなか無いタイプの、でもリアリティーがある作品になっていると思います」と分析し、「憑依というと、役者の仕事に近い。(信長の)人間的な部分を感じることができた」と満足げに語った。
共演の竹中については「またご一緒できてうれしかったです。信長としての威厳をすごく感じて、イメージ通りだなと思いました」と語り、「憑依される役だったので(竹中さんは)『ああいう話し方だったな』『ああいう声だったな』と台本の段階からイメージしながら演じました」と役作りについて明かした。しかし、撮影後、「後から考えると憑依させているので声はマネしなくてもよかった…」と反省していたことも告白。
また、初めてだったという岐阜城について「きれいでしたね。その前に信長である竹中さんが立ってる姿はしっくりきました」と語り、岐阜でのオールロケの最中には鵜飼いの様子も見ることができたようで、「鵜飼いを間近で見られたのは一生涯の思い出」としみじみ。
そして、本作の見どころについて「信長によって、一人の男が家族とどう変わっていくのか、土曜日の午後に家族皆さんで見ていただき、楽しんでいただけたらうれしいです」とアピール。信長が現代社会でどのような手腕を発揮するのか、その目で確かめてみよう。
10月7日(土)昼2:00-3:24
TBS系にて放送