全国のJ:COMエリアで視聴可能な無料チャンネル「Jテレ」。1月には「お正月はまったりJテレで!」と題した年始特別編成を組み、名作大河ドラマや家族で楽しめるコメディ映画を放送する。無料で楽しめる年始の特別なタイトルをピックアップしていく。
大河ドラマ 「龍馬伝」総集編
福山雅治が主演を務めた大河ドラマ「龍馬伝」。幕末史に燦然と輝く風雲児・坂本龍馬の激動に満ちた生涯を描く名作だ。
「ガリレオ」「HERO」「海猿」など数々の名作を生み出してきた福田靖が脚本を務めた同作。日本郵船の創業者である岩崎弥太郎(香川照之)から見た坂本龍馬…というユニークな視点で物語が描かれる。
さらに龍馬の師である勝海舟を武田鉄矢、龍馬の妻になるお龍を真木よう子、ほかにも広末涼子、寺島しのぶ、貫地谷しほり、高橋克実といったそうそうたる豪華俳優陣が名を連ねた大作。全48回に渡る長編ドラマを濃縮した「総集編」は、2025年1月1日(水)夜7時~深夜0時に4話連続放送される。(再放送:1月2日(木)~1月5日(日)15:00~16:00)
映画「武士の献立」
上戸彩と高良健吾が共演する映画「武士の献立」は、藩主一家の食事を預かる“包丁侍”の一家を描いたヒューマンドラマ。加賀藩の料理方を担う舟木の一家は、跡取りがどうにも料理の腕に恵まれないことに悩んでいた。困り果てていた舟木家当主・舟木伝内(西田敏行)が見つけたのは、優れた味覚と腕を持つ娘・春(上戸)。
春は気の強い性格が災いして、わずか1年で離縁された“出戻り”だった。それでもなお料理の腕前を見込まれて「息子の嫁に」と懇願された春が嫁いだ先は、4つも年下で料理が大の苦手な安信(高良)。強烈な個性を持つ2人は衝突と理解、喧嘩と和解を繰り返して絆を深めていく。
同作は何といっても北陸・金沢を舞台にした美しい映像と、こだわりの料理が特に目を惹く。舟木伝内・安信親子は実在の人物で、作中に登場する料理は彼らが遺した「料理無言抄」に記されたレシピを再現したものだという。エンタメも歴史も楽しめる映画「武士の献立」は、2025年1月2日(木)夜7時から放送。
映画 「恋妻家宮本」
映画「恋妻家宮本」は、ドラマ「GTO」「家政婦のミタ」「女王の教室」といった数々の名作を生み出してきた遊川和彦の初監督映画。重松清の小説「ファミレス」をもとに大胆な脚色を加えた作品で、50歳にして初めて2人だけの生活を送ることになった夫婦の姿を描く。
優柔不断な夫・陽平(阿部寛)は、ある日しっかり者の妻・美代子(天海祐希)の秘密を知って動揺する。彼女は妻側の記入欄をすべて書き込み、捺印までされた離婚届を隠していたのだ。中学校教師として真面目に生きてきた陽平がひどく動揺するなか、さらなるトラブルが夫婦を襲う…。
大学時代に子どもを授かってすぐに結婚した2人は、ほとんど2人きりの夫婦生活を送ってこなかった。そんな“恋愛”を十分に堪能できなかった夫婦ならではのもどかしいすれ違いを、コメディチックにまとめ上げている。熟年離婚の問題も取りざたされる現代、「子どもを送り出したあとに残る“夫婦”とはなにか」を改めて問うメッセージ性も注目だ。映画「恋妻家宮本」は2025年1月2日(木)夜9時30分から放送。
ドラマ 「深夜食堂3」
安倍夜郎の同名コミックを原作とするドラマシリーズ「深夜食堂」。Jテレで毎年“年始一挙放送”が恒例となっている同ドラマだが、今回は日本を代表するキャスト&スタッフが手掛けるシリーズ第3部「深夜食堂3」が選ばれた。
舞台は繁華街の片隅にある小さな食堂「めしや」。深夜0時に開店、メニューは豚汁定食だけ…そんな一風変わったお店には、さまざまな人が訪ねてくる。「できるもんなら何でも作るよ」というマスターにリクエストされるのはメンチカツ、里いもとイカの煮もの、ロールキャベツ、きんぴらごぼうなど、どこか懐かしいメニュー。それぞれのひと皿をめぐるお客さんの物語や、ちょっとビターな人間模様は「小腹も心も満たします。」という同作のキャッチフレーズにぴったりだ。
主人公の店主を演じるのは小林薫。左の眉毛から左頬にかけて走る大きな傷がある強面な店主だが、客さんが思わず心を開いてしまう優しさを持ち合わせている。第3部にあたる「深夜食堂3」ではお馴染みの綾田俊樹や不破万作といったメンバーのほか、美保純やダンカン、宇野祥平、光石研も登場。「めしや」に常連が集って年を越すエピソードも入った「深夜食堂3」は、2025年1月3日(金)夜7時から全10話一挙放送。
番組サイト
HP:https://www2.myjcom.jp/special/jtele/
YouTube:https://www.youtube.com/@jcom_channel