
ほっこり癒される坂本ファミリーの日常
目を奪うアクションと両軸に立つ本作のもう1つの魅力が、坂本ファミリーのアットホームな日常だ。坂本と妻の葵、娘の花。そこに加わってくる殺し屋時代の部下・朝倉シン(CV.島崎信長)、坂本たちに助けられたマフィアの娘・陸少糖(ルー・シャオタン/CV.佐倉綾音)、人の良いフリーのスナイパー・眞霜平助(CV.鈴木崚汰)といった面々。彼らは坂本の力となり、坂本も彼らを家族のように迎え入れる。
ストーリーが進むにつれて形成されていくこの擬似家族の中で、殺し屋を辞めた坂本が守ろうとする大切な日常が描かれ、同時に視聴者もほっこり癒される描写がなんとも心地いい。
そして、その日常を脅かす謎の男、スラー(CV.浪川大輔)。存在が語られてから、徐々にその姿を現してきた非常にミステリアスな人物だ。殺し屋連盟の殺し屋を殺害し続け、第9話ではシンと接触。暗く美しい青い瞳でシンを射抜き、殺気だけで死を直感させた非常に危険な男である。また、第10話では陸無糖(ルー・ウータン/CV.水中雅章)が、坂本に賞金を賭けた人物の情報を持っていることが判明した。はたしてそれがスラーなのか?
原作ファンはすでにスラーの正体を知るところだが、坂本とはある因縁がある。第2クールではこのスラーのエピソードが語られるのは間違いないだろう。第2クールのスタートは2025年7月から。現在ABEMAでは第1クール全話無料配信中なので、総復習しながらそのときを楽しみに待っていたい。
※島崎信長の「崎」は、「立つ崎」が正式表記。

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